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L・バスケス、「走力」で先発を勝ち取る シティ戦の走行距離は両チームトップ

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 レアル・マドリージネディーヌ・ジダン監督は、エースを欠いた大一番で、その代役にMFルーカス・バスケスを抜擢した。L・バスケスは「走力」で指揮官の信頼を勝ち取ったのかもしれない。

 26日のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグ、マンチェスター・シティ戦を直前にジダン監督は頭を悩ませていた。負傷中のエースFWクリスティアーノ・ロナウドの回復が間に合わず、ベンチ入りメンバーから外さなければいけなかったからだ。

 MFイスコ、MFハメス・ロドリゲス、FWヘセ・ロドリゲスといった選手が控える中で、ジダン監督が選んだのはL・バスケスだった。エイバル戦、ビジャレアル戦、ラージョ戦とリーグ戦で3試合連続得点を挙げていた影響もあっただろうが、どうやら理由はそれだけではなさそうだ。

 シティ戦で先発したL・バスケスは、水を得た魚のようにピッチ内で躍動した。試合を通じての走行距離は13.323km。これは両チームでトップの数字となっている。

 マドリーで2番目の走行距離を記録したのはMFトニ・クロースで、10.933kmだ。一方、シティではMFフェルナンジーニョとケビン・デ・ブライネがチームトップの数字を記録しているが、いずれも11.500kmを少し超えたほどだ。

 シティ戦の走行距離は、L・バスケス自身にとっても今季のCLで最高のものとなっている。ホームのローマ戦で12.086km、アウェーのパリSG戦で12.071kmを記録していた同選手だが、これまで13kmに達したことはなかった。

 ピッチに立った25選手の中で最も多く走ったL・バスケスは、まさに「走力」で今回のチャンスをものにしたと言える。今夏エスパニョールから復帰したマドリーのカンテラーノは、今後も出場機会を確保することが期待される。


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