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ここまで出場時間わずか2試合2分…元日本代表FW川又が意地の初ゴール

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[5.4 J1第1ステージ第10節 名古屋3-1横浜FM 豊田ス]

 うっ憤を晴らす今季初ゴールになった。

 1点リードの後半開始からFWシモビッチに代わって出場したFW川又堅碁は、同4分にGKとの競り合いでこぼれ球を作り、MF和泉竜司のプロ初ゴールをお膳立てすると、1点を返されて迎えた同33分、ドリブルで持ち上がったFW永井謙佑の左クロスに走り込むと、足元に入りすぎる難しいボールになったが、左足に当ててゴールに流し込む。

「やっぱりいつも通り、永井君からのボールでした。いつも信頼しているし、本当にいいボールをくれる。これからも上げてもらいたいなと思います。永井君のお膳立てで勝つことが出来ました。ありがとうございます!」

 同僚FWをイジる余裕を見せた背番号32が、名古屋グランパスに2試合ぶりの勝利を呼び込んだ。

 今季より名古屋を指揮する小倉隆史監督は、4-2-3-1のシステムを採用。1トップは199cmの長身を誇り、今季7得点を記録しているFWシモビッチが君臨するため、川又の出場機会は必然と限られている。今季リーグ戦の出場は2試合にとどまり、いずれも後半44分以降の投入。ナビスコ杯では4試合に出場するも、無得点に終わっていた。

 もどかしい思いを払しょくするため、与えられた少ないチャンスの中で確実にものにするしかない現状。このゴールで立場が急変する訳ではないが、今はこうして結果を残し続けるしかない。「これからも名古屋のファン、サポーターの皆さんとゴールに向かっていきたいと思うので応援よろしくお願いします!」。力強く宣言した元日本代表の今季がようやくスタートした。


●[J1]第1ステージ第10節 スコア速報

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