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[EURO]試合巧者イタリアが最終盤に試合を決める!イブラ完封2連勝で決勝Tへ

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[6.17 EURO E組第2節 イタリア1-0スウェーデン トゥールーズ]

 EURO2016は17日、E組のグループリーグ第2節を行い、イタリア代表がスウェーデン代表を1-0で下した。2連勝のイタリアは決勝トーナメント進出を決めた。最終節は22日に行われ、イタリアがアイルランドと、スウェーデンはベルギーと対戦する。

 初戦でイタリアはベルギーに2-0で快勝。注目成長株を完封し、好発進を決めた。対するスウェーデンはアイルランドと1-1でドロー。しかし先制を許す展開をオウンゴールで何とか追いつく、苦しいゲーム運びだった。

 初戦の反省からか、序盤からスウェーデンが積極的に攻めた。ただ高いボールポゼッションを誇りながらも、決定機はなかなか作り出せない。前半28分のセットプレーのチャンスでは、MFキム・シェルストレームのFKをFWズラタン・イブラヒモビッチが頭に当てるが、シュートは枠外に。前半は59%と高いボール保持率を誇ったスウェーデンだが、イタリアゴールを脅かすシーンは作ることが出来なかった。

 もう一つ、スウェーデンの気になる数字が、初戦でゼロだった、枠内シュート数だ。この試合でも前半に放ったシュート2本はいずれも枠外。後半に入ってもボールを保持する展開は続くが、相変わらず決定機は作り出せない。後半27分に左サイドのDFオルセンからファーサイドのイブラヒモビッチまでクロスが通る。わずかにオフサイドと判定されたが、判定がオフサイドでなくても、ゴール目の前で当てたシュートまで枠外に飛んで行ってしまった。

 こうなればイタリアのペースか。後半38分にはMFエマヌエレ・ジャッケリーニが左クロスを上げると、MFマルコ・パローロが頭で合わせる決定機を迎える。ただシュートは惜しくもクロスバーに弾かれる。しかしここは試合巧者。後半43分、DFジョルジョ・キエッリーニのロングスローをFWシモーネ・ザザが頭で落とす。拾ったFWエデルがドリブルでDFをかわして右足シュート。ゴールネットが揺れ、イタリアに2連勝を呼び込んだ。


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