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興梠3戦連発ならず、五輪前ラスト2試合で「なるべく勝ち点を…」

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[7.9 J1第2ステージ第2節 浦和2-0柏 埼玉]

 惜しくも3戦連発はならなかった。リオデジャネイロ五輪代表にオーバーエイジで招集されている浦和レッズのFW興梠慎三は「チームが勝ったのは良かったけど、決めたかった」と悔しさを隠さなかった。

 チャンスはあった。後半3分、MF武藤雄樹からのスルーパスが通り、PA右から右足でシュート。ボールはGK中村航輔の横を抜けたが、必死のカバーに入ったDF中谷進之介にゴールラインぎりぎりで体に当てられ、コースがそれた。

 後半21分にはMF柏木陽介のスルーパスに抜け出し、ゴールネットを揺らすもオフサイドの判定。「(柏木)陽介のスルーパスは絶対、オフサイドじゃない。俺の横に(DFが)いた気がする。タイミング的にはバッチリだった」と悔やみ切れない様子だ。

 3試合連続ゴールはならなかったが、「最低でもアシストできればいいかなと思っていた」と、後半5分のMF李忠成の追加点をアシスト。興梠からの横パスはわずかにずれたが、李が倒れ込みながら左足ボレー。「難しいパスになったけど、チュン(李忠成)が冷静だった。あれは見事だった」と称賛を惜しまなかった。

 五輪出場のため、あと2試合でチームを離れる。五輪開催中もリーグ戦は中断しないため、最大で5試合欠場する可能性がある。「なるべく勝ち点は積み上げたいなというのはある」。13日の仙台戦(ユアスタ)、17日の大宮戦(埼玉)。6連勝を置き土産にブラジルへと飛び立つつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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