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「自分の力量を最大限に試したいなら…」クロップ監督がプレミアに有力監督集まる理由を説く

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 リバプールユルゲン・クロップ監督が今季よりプレミアリーグに挑戦することになったライバルクラブの指揮官についてコメントしている。

 クロップ監督は昨年10月からリバプールを指揮しているが、今季からチェルシーの指揮官にアントニオ・コンテ監督、マンチェスター・シティの指揮官にジョゼップ・グアルディオラ監督が就任するなど、若き名将たちが次々とプレミアリーグへの挑戦を決めている。

 また、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官にはジョゼ・モウリーニョ監督が就任。各チームの監督が近年にないほど、注目を集めるシーズンになる。『リバプール・エコー』に答えたクロップ監督は、有力監督がプレミアリーグに集まる理由を語った。

「彼らのような監督がプレミアリーグに集まったのも、ここが本当に楽しいと感じたからだと思うよ。例えばグアルディオラ監督の場合は3回スペインで優勝し、3回ドイツで優勝したなら、次にこう考えるようになるだろう、『よし、別のリーグも試すか』ってね」

「自分の力量を最大限に試したいなら、イングランドに来る必要がある。ここは100%、他のリーグとは異なっているっからね。プレミアリーグの監督たちは、簡単な仕事がやりたくてここにいるわけじゃない。彼らは望んでこの大変な仕事に取り組んでいるのさ」

 クロップ監督はプレミアリーグで優勝することの意義を次のように説いている。

「イングランドで優勝するということは、最も大変なことなんだ。優勝するだけのポテンシャルのあるチームが1番多いからね。例えばドイツでバイエルンよりも上に行きたいなら、バイエルン以外のすべてのチームに勝たなきゃいけないし、バイエルン戦でもなるべく被害を最小限にしなければならない。彼らは負けないからね」

「プレミアリーグの場合、毎年欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場できているチームはいくつかある。だけど満足しているチームはない。なぜなら自分たちよりも強いチームが毎年現れるからだ。もしコンテに尋ねれば、私たちも優勝候補に入っていると言うだろう。私だってチェルシーに対して同じことを言う。誰もがマンU、マンC、トッテナム、あるいはレスター・シティの連続優勝の可能性について口にするはずさ。エバートンだって多額の資金を費やしている。でも最終的にトップに立てるのはわずか1チームだけだ。私は自分たちのパフォーマンスにしか興味を持っていない」

「私に言えることは、私たちはチャレンジャーだということだけだ。私たちはすべてを勝ち取るために戦う。現時点から言い訳を探すべきじゃない。『あと1年欲しかった』とかそういうのはダメだ。100%を出してみて、それでどうなるか試してみたい」

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