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今季17点目で得点王へ突き進む広島FWウタカ「点を取るのが仕事」

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[8.13 J1第2ステージ第8節 湘南1-2広島 BMWス]

 これがエースの仕事だ。サンフレッチェ広島は前半20分に先制を許し、その後もなかなか攻撃の糸口を見い出せずにいたが、前半終了間際の43分、DF清水航平から縦パスを受けたFWピーター・ウタカが強引に反転してDFアンドレ・バイアを振り切り、PA内に進入。そのままGKとの1対1から左足でゴールに流し込んだ。

「相手が強く来ているのは分かっていた。まずボールを取られないようにコントロールして、相手が右から来ているのは見えたので、ターンしてよりスペースの広いほうに行こうとした」

 個の力で局面を打開し、1-1の同点ゴール。劣勢の展開の中、数少ないチャンスをものにし、「ストライカーは点を取るのが仕事」と平然と言ってのけるウタカはこれで2戦連発の今季17ゴール目。得点ランキングでも2位のFW大久保嘉人(川崎F)に3点差をつけた。

 後半32分、左太腿裏に張りを訴えて途中交代。森保一監督は「広島に帰って精密検査を受ける」と説明したが、ウタカ自身は「ちょっと違和感があったので、これ以上続けると悪化するかなと思って、自分でストップをかけた」と、あくまで軽傷を強調していた。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第2ステージ第8節1日目 スコア速報

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