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なでしこの天敵GKソロも乙女だった?出停処分にショックで残りシーズン“休養”へ

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 アメリカ・ナショナル・ウーマンズ・サッカーリーグ(NWSL)のシアトル・レインに所属するGKホープ・ソロが自身のツイッター上で、今季の残り試合を欠場する意向を明らかにした。同選手は今夏のリオデジャネイロ五輪での発言が問題となり、8月24日にアメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)から6か月間の代表活動停止を言い渡されていた。この処分に対する精神的なショックが原因とされている。

 2000年からアメリカ代表でプレーするソロは、これまで2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪、2015年女子W杯で優勝を経験。日本女子代表(なでしこジャパン)とも世界一の座を争い、数々の名勝負を繰り広げてきた。だが、今夏のリオ五輪では準々決勝のスウェーデン戦でまさかの敗北。アメリカは大会4連覇の夢が破れると同時に、正式種目となった1996年アトランタ五輪から5大会にわたって続いていた表彰台を初めて逃す結果となった。

 ソロはベスト8敗退後、守備的に戦ったスウェーデンに対して「臆病者の集団だった」とコメント。この不適切な発言が問題視され、8月24日にUSSFから代表での6か月間の活動停止処分を科されていた。

 8月30日に自身のツイッターで声明文を発表したソロは「17年間にわたってアメリカに貢献してきたのに、代表チームからの解雇という形で全て壊されてしまった」と心情を吐露。精神的ショックは大きかったようで「私はよく考え、シアトル・レインでのシーズンを終えることにした。まだメンタル的にプレーできる状況ではない」と、残り4試合となったNWSLを欠場することを明言した。

 シアトル・レインにはなでしこジャパンのFW川澄奈穂美、MF宇津木瑠美も所属しており、現在リーグ戦5位。ソロは8月27日に行われたポートランド・ソーンズ戦での勝利を見届けた上で「この決断は最適なものだと信じている」と語っている。

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