beacon

守備を意識した浦和MF宇賀神だが…速い落としに反応して先制弾

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.10 J1第2ステージ第11節 浦和 2-0 鳥栖 埼スタ]

 守備を意識して、そのポジションにいた――。浦和レッズMF宇賀神友弥は前半41分に叩き込んだ先制点の場面を振り返った。

 右サイドでボールを受けたMF関根貴大が粘ってDF森脇良太へとバックパスを送る。この時点で宇賀神は「クロスはないかなというイメージ」を持っていた。MF金民友が低い位置に降りていたこともあり、鳥栖のカウンターに備えようと「クロスがない中で外に開くのではなく、セカンドボールを拾えるようなポジション、攻撃も守備もできるポジション」に入っていた。

 すると、森脇からMF武藤雄樹、FWズラタンとボールがつながれると、ズラタンが宇賀神に向けてボールを落とす。「弱いボールが来たら右を狙おうと思った」ようだが、速い落とし、しかも手前でバウンドしたため、「うまく合わせようと思った」と右足でミートを意識。しっかりと合わせたシュートは、左ポストに当たりながらもゴールマウスに吸い込まれ、値千金の先制ゴールが生まれた。

「高い位置を取ったり、カウンターに出て行くなどもう少しできたと思う」と試合後に反省を口にしつつも、前半44分には関根が武藤の得点をアシストと、両ワイドが得点に絡んだこともあり、「両サイドがチャンスの起点になれていたのは、非常にいいことかなと思う」と白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第2ステージ第11節 スコア速報

TOP