beacon

川崎F谷口のJ1通算4ゴールすべてをアシストしている憲剛「何か貢ぎ物を」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.10 J1第2ステージ第11節 川崎F3-1福岡 等々力]

 セットプレーからの一撃が貴重な先制点となった。引いて守る福岡を攻めあぐねていた川崎フロンターレは前半29分、MF中村憲剛の左CKにニアサイドでDF谷口彰悟が頭で合わせ、均衡を破った。待望の今季初ゴール。「そろそろ欲しいなと思っていたところで(中村)憲剛さんからいいボールが来た」と笑顔で喜んだ。

 前半15分にも左CKから谷口がニアで合わせたが、ヘディングシュートはGKの正面を突いていた。「正直、1本目で決めたかった。憲剛さんから素晴らしいボールが来たし、申し訳なかった」。その14分後に再び訪れた左CKのチャンス。またもニアに走り込み、今度はしっかりゴール右隅に流し込んだ。

 今季初ゴールの谷口だが、プロ1年目の14年に1得点、昨季も2得点を挙げており、J1通算で4ゴール目。そのすべてをアシストしているのが中村だ。これまでの3点はすべて中村のFKに合わせたもの。この日は初めてCKだったが、4点すべてが中村のキックから生まれている。

 報道陣からこのことを伝え聞いた谷口は「知らなかった。初めて知りました」と驚きの表情。中村も意識していなかったようで、「何か貢ぎ物をしてもらわないと」と冗談交じりに笑っていた。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第2ステージ第11節 スコア速報

TOP