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香川はゴールラッシュの波に乗れず…若手躍動の“ヤング・ドルトムント”が6発大勝

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後半39分、ローデの5点目を喜ぶドルトムントの選手たち

[9.17 ブンデスリーガ第3節 ドルトムント6-0ダルムシュタット]

 ブンデスリーガは17日、第3節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでダルムシュタットに6-0で大勝した。ベンチスタートの香川は後半18分から途中出場。決定機もあったが、決め切れず、ゴールラッシュの中で不発に終わった。

 ドルトムントは前半7分、1トップで先発したFWアドリアン・ラモスが左サイドに展開。MFウスマン・デンベレがダイレクトで折り返したグラウンダーのクロスをMFゴンサロ・カストロが右足で押し込み、幸先よく先制した。

 前半はこの1点のみだったが、後半、怒涛の猛攻を見せる。まずは後半3分、MFラファエル・ゲレイロの左足ミドルをGKが弾いたところにラモスが詰め、追加点。同9分にはデンベレのスルーパスからDFマルセル・シュメルツァーが左サイドのスペースに抜け出し、マイナスのクロスがこぼれたところをMFクリスティアン・プリシッチが左足で押し込み、3-0とリードを広げた。

 ダルムシュタットは後半12分、MFペーター・ニーメイヤーが2枚目の警告で退場。3点ビハインドのうえ、数的不利に立たされ、ドルトムントがさらに勢い付いた。後半18分、デンベレとゲレイロを下げ、香川とMFエムレ・モルを投入。同26分にはシュメルツァーに代わってMFセバスティアン・ローデが入った。

 香川にもチャンスはあった。後半32分、ローデの右クロスにファーサイドのプリシッチが頭で合わせ、GKが弾いたボールがゴール前の香川の前にこぼれる。しかし、ダイレクトでフィニッシュに持ち込めず、トラップしてから放った左足シュートはブロックに遭い、決定機を生かせなかった。

 直後の後半33分、左サイドでボールを受けたプリシッチが右足アウトでDFの股間を通すラストパス。ゴール前のカストロが左足ヒールで流し込み、4-0と突き放した。同39分にはカストロの右クロスにローデが合わせ、移籍後初ゴール。同43分にもプリシッチの右クロスをファーサイドで受けたモルがトラップから冷静に左足で押し込んだ。今季、ノアシェランから完全移籍でドルトムントに加入した19歳のトルコ代表MFはこの日がブンデスリーガデビュー戦。限られた出場時間で、いきなりの初ゴールとなった。

 モルだけでなく、今季初ゴールを決めた17歳のプリシッチ、2点に絡んだ19歳のデンベレ、右サイドバックでフル出場した18歳のDFフェリックス・パスラックら若い力が躍動したドルトムント。ベンチのトーマス・トゥヘル監督にも思わず笑みが漏れる6発快勝となり、2試合ぶり今季2勝目でホーム2連勝を飾った。

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