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乾、今季初のフル出場で先制点演出も…エイバルはマラガに逆転負け

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[9.20 リーガ・エスパニョーラ第5節 マラガ2-1エイバル]

 リーガ・エスパニョーラ第5節1日目が20日に行われ、MF乾貴士の所属するエイバルマラガのホームに乗り込み、1-2の逆転負けを喫した。スターティングメンバーに名を連ねた乾は先制点を演出し、今季初のフル出場を果たした。

 開幕スタメンを飾りながらも3試合出場のなかった乾は、4試合ぶりの出場機会を得ると4-3-3の左ウイングの位置で試合をスタート。前を向いて得意のドリブルを仕掛ける場面こそ限られたが、積極的にボールに絡んで攻撃にリズムをもたらそうとすると、スコアレスで迎えた前半42分に先制点を創出する。

 後方から送られたボールをMFアドリアン・ゴンサレスがヘッドで落とし、乾が左サイド深い位置でボールを受ける。マークについたDFバカリ・コネをかわし切る前に鋭いクロスを送ると、FWナノのヘディングシュートは1度はGKイドリス・カメニにストップされるが、ナノ自らがこぼれ球を蹴り込んでスコアを1-0とした。

 しかし、前半44分にFWサンドロ・ラミレスに鮮やかなトラップから強烈な左足シュートを突き刺され、同点に追い付かれて前半は終了を迎える。後半に入ると、マラガに押し込まれる時間帯が続くが、エイバルは体を張った守備で勝ち越しゴールを許さず。後半30分には相手のパスミスを奪った乾が左サイドに展開し、クロスからFWセルジ・エンリクがヘディングシュートを放つがボールは枠を捉え切れなかった。

 すると後半31分、素早いパス回しからFWアン・ネシリに左サイドを抜け出されると、左足の鮮やかなシュートでネットを揺らされてマラガに勝ち越しを許してしまう。同点に追い付きたいエイバルは同39分、MFペドロ・レオンのサイドチェンジを受けた乾が左サイドからPA内に切れ込んでシュートまで持ち込んだが、ジャストミートさせることができなかった。

 その後もエイバルに同点ゴールは生まれずに1-2の逆転負けで、開幕戦以来の黒星を喫し、一方のマラガは今季初白星を獲得した。


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