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首位は渡さん! 圧巻の前半4発の札幌、最短で次節にもJ1昇格決定

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[11.3 J2第39節 札幌4-1讃岐 札幌ド]

 首位を走る北海道コンサドーレ札幌はホームでカマタマーレ讃岐と対戦し、4-1で勝利した。

 前節・熊本戦で今季初の2連敗を喫した札幌は、3試合勝利なし(1分2敗)となり、2位松本との勝ち点差が『3』に縮まった。今節の結果次第では首位陥落の可能性もあったが、取り越し苦労に終わった。札幌は前半3分、ショートコーナーからDF福森晃斗が左足でクロスを上げる。これをPA左で競り勝ったFW都倉賢がヘッドで中央に折り返し、FWジュリーニョが体ごと押し込み、幸先よく先制した。

 札幌の勢いは止まらない。前半11分、ゴール正面やや左でFKを獲得。福森がゴール前に高精度のボールを送ると、マーカーを振り切ってフリーとなった都倉が右足で押し込み、2-0。さらに同27分には、MF堀米悠斗が左足で放ったミドルシュートはGK清水健太に防がれたが、こぼれ球に詰めていたMF荒野拓馬が押し込み、リードを3点差に広げた。

 しかし、札幌にアクシデントが発生。前半32分にDF菊地直哉が負傷し、DF進藤亮佑との交代を余儀なくされた。すると、直後のセットプレーで1点を返される。讃岐は同33分、MF高木和正の右CKからファーサイドのDFエブソンがヘッドで合わせ、GKク・ソンユンの手を弾いてゴールネットを揺らす。だが、同35分に札幌の福森のFKからMF馬場賢治が痛恨のオウンゴール。再び3点ビハインドとなり、前半を1-4で終えた。

 後半に向けて前半終了間際にDF藤井航大とFW我那覇和樹をピッチに送り込んだ讃岐は、なかなか攻撃の形を作れない。後半28分にFW木島良輔がドリブルで相手DFをかわし、PA手前からシュートを放ったが、枠をとらえきれない。

 一方の札幌は後半も勢いよく攻め込んだ。後半39分には、後方からの浮き球パスに反応した都倉が抜け出して右足ボレーシュートでゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定。後半は得点こそなかったが、讃岐を圧倒した札幌が4-1で勝利。勝ち点81に伸ばした札幌は、次節・徳島に勝利し、3位の清水(勝ち点75)が引き分け以下に終われば、J1自動昇格圏内の2位以内が確定。引き分けでも清水の敗戦で2試合を残してJ1昇格が決定する。


●[J2]第39節 スコア速報

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