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マンU移籍を決めた“リスボンの夜”を明かすC・ロナウド「君が欲しいと言われた」

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03年夏にユナイテッドへ移籍したFWクリスティアーノ・ロナウド

 レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドが13年前のマンチェスター・ユナイテッド移籍の経緯について語っている。英『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 6日にレアルとの契約を2021年6月30日まで延長したC・ロナウド。今や押しも押されもせぬ世界的なスーパースターだが、その転機となったユナイテッド移籍の秘話を明かした。

「ユナイテッドとの初めての対戦は、信じられないような試合だったよ。まさに完璧な夜だった」

 C・ロナウドがこう語るのは、03年8月に行われたユナイテッドとの親善試合だ。当時スポルティング・リスボンに所属していた18歳のC・ロナウドは、ホームに赤い悪魔を迎えた一戦で完璧なパフォーマンスを見せ、3-1の勝利に貢献。この活躍がアレックス・ファーガソン前監督の目に留まった。

「試合のあと、チームメイトの何人かが僕にこう言ったんだ。『よく聞けよ、お前はユナイテッドに行くことになる。俺を信じろ!』ってね」

「ファーガソンがそこにいて、彼が自分のことを欲しがっているとチームメイトたちが教えてくれた。僕はユナイテッドのロッカールームに行って、そこでファーガソンが僕のことを選手たちに紹介したんだ」

「あのときは、僕も少しばかりシャイだった。だけどファーガソンは僕に『いいか、私は君が今欲しい』と言ってくれたんだ」

「そこからはすべてが慌ただしく動いたよ。2日後、僕はファーガソン監督と話して、それからイングランドに行くことになった。そしてマンチェスターに着いた。そこで契約をしたんだ」

 C・ロナウドはその後、6シーズンにわたってユナイテッドでプレー。UEFAチャンピオンズリーグやプレミアリーグの優勝など数々のタイトルをもたらし、09年夏に8000万ポンド(約104億円)の移籍金でレアルに加入した。

 一気にスターダムにのし上がったC・ロナウドは、自身の原点となったスポルティングに対しても言及。「僕がスポルティングで過ごしてきた日々は素晴らしいものだった。あの家族の一員になれて本当に光栄に思っている。スポルティングは僕に必要な教育を与えてくれた。サッカーのことだけじゃなくてね」と敬意を示した。

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