セビージャで出場機会に恵まれない日本代表MF清武弘嗣だが、この冬にレンタルで移籍する可能性が高まっている。移籍先と目されるのは、先にも報道があったデポルティボである。17日付のスペイン紙『マルカ』が報じた。

『マルカ』によると、セビージャはEU圏外枠を空けるためにも清武をレンタルで放出することも考慮しており、その移籍先候補としてデポルティボを挙げているという。両クラブはすでにコンタクトを取っている模様だ。

　デポルティボは出場機会を失っているFWボルハ・バジェの退団がほぼ確実となっており、そのこともあって清武に目をつけたとされる。バジェはウィングを本職とする選手だが、同チームのガイスカ・ガリターノ監督はトップ下及びサイドの選手層を厚めにしたいと考えているようだ。

　なおセビージャ、デポルティボの両クラブとともに、清武の移籍はレンタルで成立させるとの共通理解があるという。セビージャのモンチSD(スポーツディレクター)は、清武の能力を「盲目的」に信じており、スペインへの適応だけが必要と考えている様子。一方、デポルティボは選手獲得のコストを極力抑える考えとみられる。

　また『マルカ』によれば、清武の獲得を求めるクラブは、デポルティボ以外にも存在しているようだ。

---

●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集
●欧州組完全ガイド