beacon

[MOM1991]慶應義塾MF平田賢汰(2年)_組み立て役から点も取れる“試合を変える”選手へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

慶應義塾高のMF平田賢汰

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.29 横山杯1st(トップ)決勝リーグ第2グループ第3節 武南高 0-1慶應義塾高 HASAKI SOCCER VILLAGE A面]

 攻撃の組み立ての部分だけでなく、「もっともっと自分が点を取れる選手になりたい」と強く思っている。慶應義塾高のMF平田賢汰は、決勝リーグ最終節・武南高との首位攻防戦でも、ドリブルやパスを的確に散らし、攻撃の中心となっていた。

 試合は1-0で慶應義塾が逃げ切り、逆転でFINAL GAME(決勝戦)進出を決めた。「最初の立ち上がりで攻撃的なサッカーができて、相手を押し込むことができた。そこで1点取れたのは良かったと思います。でも、それで自分たちは安心してしまいました。そこで守備的になるのは課題ですね。後半は押され気味でクロスの対応とかありましたが、そこで粘り強く最後足を延ばして守れたところが勝利につながったと思います」と勝因を語る。

 平田としては、もっとやれたという思いが強いようだ。「自分は前を向いたときにドリブルでどんどん侵入していって、みんなと連携しながら前に進んで、最後のラストパスで相手の裏を取っていいボールを供給できるところが持ち味」と、組み立ての部分でいきる選手だと自負している。大方貴裕監督も、「中心的な選手。精神的にチームを引っ張っていくことを期待していて、ボールを運びながらミドルシュートもあるし、ラストパスも出せる選手」と評価している。

 それでも自身の成長のため、チームのためには「もっともっと自分が点を取れる選手になりたいです」と平田は力強く語る。「自分が試合を変えられる選手にならないといけないと思う。じゃないと選手権とかで勝ち上がっていけない。それまでに得点力も磨きたい」。今年のインターハイで全国を経験した司令塔が、来年の選手権出場に向けて貪欲にレベルアップするつもりだ。

(取材・文 清水祐一)
▼関連リンク
横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
横山杯大会公式ページ

TOP