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[デンチャレ]連覇目指す関西は東海に3発完勝!FW竹下がPK含む2発、ルーキーMF田中も2点に絡む活躍

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[2.17 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会 東海選抜0-3関西選抜 刈谷]

 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会が17日に開幕した。前回大会王者の関西選抜は東海選抜に3-0で完勝。白星発進に成功している。ゲームキャプテンを務めたFW竹下玲王(関西大3年=磐田U-18)が2得点の活躍。同日行われた一戦で、竹下の磐田U-18時代の同級生である全日本選抜FW中野誠也(筑波大3年=磐田U-18)が九州選抜戦で2得点を挙げていたが、負けじと結果を残した。

 2連覇へ好発進だ。初戦となった東海選抜戦。関西は優勝した前回大会ベストイレブンのGK上田智輝(関西学院大3年=京都U-18)とMF國分将(近畿大3年=札幌U-18)を先発起用した。試合開始からDF菊池流帆(大阪体育大2年=青森山田高)が声を張り、相手を威圧。釣られるように関西は声でコミュニケーションを取りつつ、全員がハツラツとプレーした。

 すると前半14分に先制に成功。ルーキーMF田中駿汰(大阪体育大1年=履正社高)の左CKからゴール前混戦で抜け出たDF小川原一輝(関西学院大3年=関西学院大高)がヘディングシュート。ゴールネットを揺らし、1-0とした。その後も関西は右サイドからは國分、左サイドからはMF末吉塁(大阪体育大2年=初芝橋本高)が果敢にドリブルで仕掛けてチャンスを演出。ボランチに入ったルーキーの田中も負けじと、積極的にシュートも狙う。

 1-0で迎えた後半には2点を追加。後半6分、小川原の右CKからファーサイドのDF荒木隼人(関西大2年=広島ユース)が頭で落とし、拾った竹下が左足でシュート。キャプテンの一撃で2-0と差を広げた。さらに5分後には追加点。右SB吉村弦(同志社大2年=G大阪ユース)のクロスが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得。これを竹下が成功させ、3-0にした。

 その後も関西は東海を寄せ付けず。昨年度大会ではバックアップメンバーとして大会2日目から参加しながらも、最後までピッチへ立てなかったDF大野佑哉(阪南大2年=山梨学院大高)だが、この日は後半25分から投入され、念願のデンチャレのピッチへ立つと声を張っては闘志をみせた。結果を残した前線に応えるべく、荒木と菊池のCBコンビを中心に最後の瞬間まで戦い抜いた関西が3-0で完勝。2連覇へまずは1勝を手に入れた。

 一方敗れた東海選抜は最後までゴールが遠く。前半は3本のシュートを放ったが後半はわずか1本。0-3の後半20分からはFW栗田マークアジェイ(静岡産業大1年=東京実高)が投入され、同31分には190cmのMF内海徹也(静岡大3年=川和高)を送り込んでゴールを目指したが、零封負けを喫した。

 大会2日目となる18日には連覇を目指す関西選抜は関東選抜Aと、大会初勝利を目指す東海選抜は中国・四国選抜と戦う。


(取材・文 片岡涼)
●第31回デンソーカップチャレンジ刈谷大会特集

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