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トランプの大統領令でヨークが被害? トリニダード・トバゴの英雄がアメリカに入国できず

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トリニダード・トバゴの英雄、ドワイト・ヨーク

 かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したトリニダード・トバゴの英雄、ドワイト・ヨークが17日にアメリカで入国拒否されたことが明らかになった。

 1971年生まれ、現在45歳のヨークは1989年にアストン・ビラに入団後、プレミアリーグで評価を高め、1998年に入団したマンチェスター・Uではリーグ得点王も経験。アンディ・コールとのコンビは“ホットセット”と呼ばれ、数々のタイトル獲得に貢献した。

 その後はブラックバーン、バーミンガム、シドニーFCなどを渡り歩き、2006年には母国トリニダード・トバゴをワールドカップ本大会に初めて導いたことで、国民的英雄の名を確固たるものに。2009年にサンダーランドで現役を引退している。

 引退後はマンチェスター・Uの親善大使のほか、スポーツ解説者としても活躍していた。今週はカタールの報道局『beINスポーツ』の業務でカタールから母国のトリニダード・トバゴに移動。その後渡米する予定だったが、アメリカに渡航する際に入国の許可が下りなかったという。

 なお、著名なスポーツコメンテーターとして知られるリチャード・キーズ氏は、ヨークのアメリカ入国拒否についてtwitterで「マンチェスター・Uのアンバサダーを務めているドワイト・ヨークがマイアミで入国拒否されたらしい。ヨークのパスポートにイランのスタンプがあったことが理由らしいね。よくやったな、ドナルド・トランプ。頭おかしいんじゃないか?」と皮肉を交えながら、トランプ大統領へのツイートを行っている。

 ヨークが入国拒否された理由は現時点で明確になっていないものの、ヨークのパスポートにイランの入国記録があったことが理由と見られている。トランプ大統領が新たに設けた大統領令でアメリカへの入国が厳しくなっているのは周知のとおりだが、サッカー界のレジェンドにも被害が出る状況となっているようだ。
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