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清水がJ1復帰後初白星! エース鄭大世の豪快PK弾で“相性良い”広島を撃破

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PKを豪快に決めた鄭大世

[3.4 J1第2節 広島0-1清水 Eスタ]

 J1リーグは4日、第2節を各地で行った。エディオンスタジアム広島では、サンフレッチェ広島清水エスパルスと対戦。後半8分のFW鄭大世のPKが決勝点となり、1-0で清水が勝利した。

 開幕戦は新潟に追いつかれ、引き分けに終わった広島。右ハムストリングス筋損傷により離脱したMF柏好文に代わってMF清水航平、体調不良で欠場のMF青山敏弘に代わってMF茶島雄介が先発に名を連ね、GK林卓人も今季初出場となった。立ち上がりからボールの主導権を握った広島は、Jリーグデビューを飾った高卒2年目のMF森島司がサイドに散らし、右のMFミキッチと左の清水が高い位置から果敢に仕掛け、クロスを供給した。

 神戸に0-1で敗れ、黒星スタートとなった清水は、その試合で負傷したMF河井陽介が、左アキレス腱断裂により全治まで6か月。16日のトレーニング中に負傷していたMF竹内涼が、右大腿骨骨挫傷により全治5週間と発表された。さらに契約によりMF野津田岳人が欠場と苦しい台所事情。それでも、前半11分にDF松原后のスルーパスから裏に抜け出したエース鄭大世が際どいシュートを放つなど、広島ゴールに迫り、守備ではDF角田誠を中心に決定的なシュートを打たせなかった。

 前半の中盤あたりから押し込む場面が続いていた清水。後半の立ち上がりも、PA内でMF金子翔太が個人技で相手をかわしてチャンスを演出するなど、積極的な入りをみせると、同8分に先制点を挙げる。MF稲垣祥と競り合った松原がPA内でファウルを受けて、PKを獲得。これを鄭大世が気持ちの入ったシュートをゴールネットに突き刺し、1-0。清水がJ1復帰後、初得点を記録した。

 前半に放った6本のシュートは全てPA外からだった広島は、清水の粘り強い守備に苦しみ、フィールドプレイヤー全員が相手陣内に入ってパスを回すもゴールに迫る縦パスを入れることができない。後半11分にMF茶島雄介に代えてMF柴崎晃誠、同25分には森島に代えてFW宮吉拓実を投入。同28分には、FW工藤壮人とのパス交換からDF塩谷司が左足シュートも枠を外れ、1点が遠い。

 清水にとって、広島は通算48試合中24勝を挙げ(7分17敗)、J1で最も勝利を挙げている相手チームの一つであり、相性が良い。終盤に向けては広島の“らしい”攻撃を受け、後半41分には工藤のヒールパスが起点となって、守備を崩されたが、ミキッチの折り返しから工藤にニアで合わたシュートは枠を外れ、冷や汗をかいた。それでも、なんとか耐え凌いだ清水が、1-0で逃げ切り勝利。アウェーの地でJ1復帰後初勝利を飾った。一方、広島はホーム2連戦も今季初勝利とはならなかった。

(データ提供:Opta)

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