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15歳久保が決勝アシスト!! 逆転勝利のU-20日本代表、小川&堂安弾でU-20W杯白星スタート

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決勝点を奪ったU-20日本代表MF堂安律(G大阪=左)とアシストしたFW久保建英(FC東京U-18)

[05.21 U-20W杯GL第1節 U-20日本 2-1 U-20南アフリカ 水原]

 U-20日本代表は21日、U-20W杯グループリーグ初戦でU-20南アフリカと対戦した。前半7分に南アフリカに先制を許した日本は、後半3分にFW小川航基(磐田)の得点で同点に追い付くと、同27分にMF堂安律(G大阪)が決勝ゴールを奪い、2-1の逆転勝利を収めた。白星スタートを切った日本は24日にウルグアイ、27日にイタリアと対戦する。

 4-4-2のシステムを採用する日本はGKに小島亨介(早稲田大)、最終ラインは右からDF初瀬亮(G大阪)、DF冨安健洋(福岡)、DF中山雄太(柏)、DF舩木翔(C大阪)、ドイスボランチにMF坂井大将(大分)とDF板倉滉(川崎F)を並べ、右サイドハーフにMF堂安律(G大阪)、左サイドハーフにMF三好康児(川崎F)、2トップにFW小川航基(磐田)とFW岩崎悠人(京都)を配置した。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半5分に日本がシュートチャンスを迎えるが、左サイドの舩木が送ったクロスをヘディングで合わせた小川のシュートは枠上に外れた。すると同7分、南アフリカに先制点を献上してしまう。後方から浮き球のパスを送られるとMFグランド・マージマンに抜け出され、放たれたシュートが冨安に当たってゴールマウスに収まり、オウンゴールで先制点を許してしまった。

 その後も南アフリカのスピードに手を焼き、前半12分にはMFルーサー・シン、同14分にはDFテンド・ムクメラに最終ライン裏に抜け出されて危機を招いてしまう。さらに同17分には左サイドからのクロスでゴール前のFWケレツォ・マクガルワをフリーにしてしまうが、シュートは枠上に外れて難を逃れた。

 すると前半19分、今度は日本がゴールを脅かすがCKの流れから冨安がつなぎ、小川が合わせたシュートはポストを叩き、ネットを揺らすには至らず。同30分には左サイドの三好のクロスからゴール前でフリーになった小川が決定的なヘディングシュートを放つも、ボールはゴール左に外れてしまう。さらに同42分には相手のクリアミスを拾った三好が、GKがゴールマウスを空けた隙を逃さずに狙うが、シュートは枠を捉え切れなかった。

 0-1とリードを許したまま後半を迎えた日本は、後半3分に同点に追い付く。舩木とのパス交換で左サイドを抜け出した岩崎がグラウンダーのクロスを送ると、ゴール中央の小川が反応。左足で合わせたシュートの勢いは強くはなかったが、ボールはゴールラインをしっかりと越えて得点を記録し、試合を振り出しに戻した。

 一気に逆転を狙う日本は後半13分、三好に代えてFW久保建英(FC東京U-18)をピッチへと送り込む。すると直後の同14分、久保のスルーパスに反応した小川が最終ライン裏に抜け出すが、シュートは飛び出した相手GKのブロックに遭った。さらに同22分には初瀬が送ったクロスからファーサイドでフリーになった岩崎がダイビングヘッドで合わせるが、ボールはゴール左に外れてしまう。直後の同23分には岩崎に代わってMF遠藤渓太(横浜FM)が投入された。

 すると後半27分、左サイドから切れ込んだ遠藤のパスを受けた堂安がワンタッチでPA内に進入する久保に送ると、久保のリターンパスに走り込んだ堂安が左足シュートでネットを揺らし、日本が2-1と逆転に成功。その後、日本に追加点こそ生まれなかったものの、南アフリカの反撃を体を張った守備でしのぎ、2-1のまま逃げ切った。

(取材・文 折戸岳彦)
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