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札幌が3位浮上で逆転突破!2種登録DF宮本駿晃のトップ初弾で粘る柏を退けPOステージへ

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[5.31 ルヴァン杯GL第7節 札幌2-1柏 札幌厚別]

 ルヴァン杯は31日、グループリーグ最終節を行った。A組の北海道コンサドーレ札幌柏レイソルの一戦は、2-1で札幌が勝利。最終節で3位に浮上し、プレーオフステージに進出することが決まった。

 すでに敗退が決まっている柏は、FW大津祐樹がハムストリング肉離れから復帰。積極的な入りをみせると、前半6分にチャンスが訪れる。FWディエゴ・オリヴェイラがハーフェーライン付近でボールを奪い、一気にドリブルで攻め上がる。GKとの1対1の状況から冷静に右足を振り抜いたが、わずかにゴール左に逸れてしまい、先制点を逃した。

 突破にはこの試合の勝利に加え、3位・磐田(勝ち点9)が引き分け以下という厳しい状況の4位・札幌(勝ち点7)。立ち上がりこそ押し込まれる時間が続いたが、高いモチベーションを持って先制点を狙いに行く。前半18分、FW都倉賢がMF小野伸二のリターンパスをPA右で受けて右足を振り抜くが、うまくミートできず。24分には、都倉のスルーパスからMF荒野拓馬がPA右に侵入して強烈な右足シュートを放つも、GK桐畑和繁のファインセーブに阻まれた。

 それでも試合を動かしたのは札幌だった。前半38分、MF宮澤裕樹のパスを中央で受けたDF福森晃斗が左足ミドル。正確にコントロールされたシュートがゴール左上隅に突き刺さり、札幌が先制に成功する。さらに1点リードで迎えた後半12分、小野のヒールパスに反応したMF早坂良太がPA左から中央に折り返すと、ニアの都倉には合わなかったが、フリーでゴール前に走り込んだMFマセードが右足で押し込み、2-0と突き放した。

 柏は後半20分に大津に代えてFWクリスティアーノを入れ、攻勢を強める。すると28分、MF栗澤僚一のパスをワンタッチでクリスティアーノが後方に落とし、DF宮本駿晃が左足一閃。これがゴール右に突き刺さり、柏が2種登録の17歳DFのトップチーム初ゴールで1点を返す。さらに44分、FWハモン・ロペスがPA右脇からシュートを放ったが、これはクロスバーに嫌われてしまった。

 札幌は後半アディショナルタイムにも突き放すチャンスがあったが、早坂のシュートはわずかにゴール左に外れる。それでもリードを守り抜いた札幌が2-1で勝利。他会場の結果から3位に浮上し、プレーオフステージに進出することが決定した。


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