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ユース取材ライター陣が推薦する総体注目の11傑vol.2

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土屋氏が注目選手に挙げるGK緑川光希(昌平高)

特集企画「ユース取材ライター陣が推薦する『全国高校総体注目の11傑』」

 ゲキサカでは7月29日に開幕する平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)の注目選手を大特集。「総体注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣に総体注目の11選手を紹介してもらいます。第2回は(株)ジェイ・スポーツで『デイリーサッカーニュース Foot!』を担当する傍ら、東京都中心にユース年代のチーム、選手を取材、そしてゲキサカでコラム『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』も連載中の土屋雅史氏による11名です。

土屋雅史氏「実は今大会の決勝をJ SPORTSで録画中継することが決まり、個人的にも例年以上に強い意気込みを持って迎える今年の全国総体。その晴れ舞台に臨む選手の中から、取材する機会の多い関東のチームを中心に、夏の主役になりうると自信を持って推薦できる11人をご紹介させていただいています。全国総体は夏休みという期間もあって、出場する側にも応援する側にも非常に印象に残る大会。参加される皆さんは、是非宮城の地で一生の思い出を作って下さい!」

以下、土屋氏が注目する11名
GK緑川光希(昌平高3年)
「昨年度は全国総体ベスト4を経験し、大会優秀選手にも選出された安定感抜群の守護神。『去年の選手たちがあそこまで結果を出したことで、基準がそこになったので、僕たちはそれをさらに超えなきゃいけないなと思っています』と“昨年超え”を明確にその視野へ捉えている。『小柄な選手だということで逆に注目されるとも思いますし、プラスに捉えたい』という彼が憧れるのは京都の菅野孝憲。ちなみにメッチャいいヤツです(笑)」

DF吉田伸弘(阪南大高3年)
「国内屈指の激戦区と言っていい大阪を無敗で勝ち上がってきた阪南大高を、ディフェンスラインから支える生粋のチームリーダー。濵田豪監督も『ノブは頑張り過ぎて、責任を感じ過ぎている所が心配』と言及するほどの責任感を武器に、今シーズンは昇格したプレミアリーグWESTでも全試合にスタメンフル出場中。世代屈指のアタッカーたちと対峙することでさらなる自身の成長を期す」

DF尾前祥奈(実践学園高3年)
「新チームの立ち上げから常に都内の注目を集めてきた今シーズンの実践学園をまとめる闘将。全国に向けての意気込みを問われても『まずは100パーセントでやり合って、それでやっと何かが生まれると思うので、やっぱり練習しかないですね』と言い切る姿勢は、まさに『心で勝負』を掲げるチームのキャプテンそのもの。試合が終わり、応援席へ一礼する直前に彼が話す言葉を聞けば、その圧倒的な人柄は瞬時に理解できる」

DF関根浩平(昌平高2年)
「昨年度の全国総体は本大会から出場機会を獲得し、ベスト4進出に貢献。『今年は予選もしっかり自分が出て勝ち切れたので、去年以上の成績を残したいと思います』と緑川同様に日本一への強い意欲を明言している。なお、『ビルドアップもしっかりできるし、スピードもあるので将来が楽しみ』と藤島崇之監督も好評価を口にする彼が意識している選手はFC東京の森重真人」

MF田部井涼(前橋育英高3年)
「百戦錬磨の山田耕介監督も『彼は違います』と信頼を寄せる、伝統の14番を背負ったキャプテンは『練習からもっと要求していかないと“なあなあ”になるので、強くなるために時にはケンカしたり、言い合ったりして、より高いレベルでサッカーをしたいと思います』とキッパリ。得意の左足を駆使したゲームコントロールにも定評があり、入学のキッカケになった鈴木徳真(筑波大)を『【超える】という目標』のため、まずは夏の頂点を狙う」

MF小関陽星(関東一高2年)
「以前は『相手を3人ぐらい剥がしたらチャンスになるし、『抜けたらカッコいいかも』みたいなのが出ちゃうんです』と話していた都内屈指のドリブラーは、総体予選以降のボランチ起用で攻守に戦える選手へ変貌。格段に良くなった球離れの良さが、時折繰り出すドリブルの切れ味をより強烈な武器へと昇華させている」

MF佐野海舟(米子北高2年)
「1年生ながらレギュラーとして参入戦で躍動し、自力で引き寄せたプレミアリーグでここまで全8試合にスタメンフル出場。高校年代最高峰の舞台で経験を積み重ねているバランス感覚に優れたボランチ。今シーズンは10番を託されているチームでの活躍はもちろん、年代別代表も含めて今後のステップアップを期待される逸材」

MF北條滉太(実践学園高3年)
「リーグ戦でもトーナメントでも、今シーズンの都内で確実に結果を残している実践学園不動のボランチ。彼が不在だった総体予選の準決勝では、深町公一監督も『アイツがいないからなかなかボールも動かないし、中盤のバランスも良くなかった』と言及。決して派手さはないが、確実にセカンドボールを回収し、確実に左右へ配球できる北條の存在は、ベスト8を目指すチームにとって絶対に欠かせない」

MF岡健太(徳島市立高2年)
「駒場のスタンドがどよめきに包まれたのは昨年度の高校選手権1回戦。試合終了間際にピッチへ送り込まれた岡は、とんでもないスピードでピッチを疾走し、あわやというチャンスを創出。『身体能力の高い1年生の中でも物凄く足が速い』と河野博幸監督も称したように、短い時間で鮮烈な印象を残した。初戦の長崎総合科学大附高戦で活躍すれば、一気にブレイクする可能性も」

FW遠藤寛紀(浦和西高3年)
「30年ぶりに夏の全国へ帰ってきた浦和西の10番は、165cmと小柄ながらボールコントロールに優れた左利きのテクニシャン。全国出場権を獲得して臨んだ県予選決勝では、唐牛七海加藤淳志との連係で強豪の昌平高ディフェンスを翻弄するシーンも。ロースコアで勝ち上がってきたチームにとって、攻撃の中核を担う彼の出来がその浮沈を握っている」

FW池田健太(関東一高2年)
「小野貴裕監督が『南米の選手っぽいというか、トレーニングの中で上手いというよりも、ゲームの中で生きるヤツ』と表現したストライカーは、3年連続となる全国を狙った総体予選の関東一に突如として出現。『そんなに良い所にいるという選手じゃなかったんですけど』と本人も首を傾げたものの、準々決勝からの3戦連発で一気に定位置を確保。まだ大舞台での経験に乏しいだけに、この夏で大化けする可能性も秘めている」

■執筆者紹介:
土屋雅史
「(株)ジェイ・スポーツに勤務。Jリーグ中継担当プロディーサーを経て、『デイリーサッカーニュース Foot!』を担当。群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。ゲキサカでコラム、『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』を連載中。著書に「メッシはマラドーナを超えられるか」(亘崇詞氏との共著・中公新書ラクレ)。」

●【特設】高校総体2017

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