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[カラバオ杯]岡崎ら温存のレスター、スリマニ2発など後半4ゴールで2部シェフィールドを下して3回戦へ

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イスラム・スリマニが2ゴール

[8.22 カラバオ杯2回戦 シェフィールド1-4レスター・シティ]

 カラバオ杯(リーグ杯)は22日、2回戦を行った。日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは敵地でシェフィールド(2部相当)と対戦し、4-1で勝利した。ベンチスタートとなった岡崎に最後まで出番はなかった。

 4部リーグまでが参加する同大会は、タイトルスポンサー契約を結んでおり、これまでカーリング杯やキャピタル・ワン杯など様々な名称で呼ばれてきた。昨季はスポンサー不在によりイングランド・フットボールリーグ(EFL)杯となっていたが、今季はタイのエネルギードリンク会社『カラバオ』とスポンサー契約を結んだ。

 2回戦からの登場となったレスターは、19日のプレミアリーグ第2節ブライトン戦(2-0)から、DFクリスティアン・フクスとDFハリー・マグワイア、MFウィルフレッド・エンディディを除く8選手を変更。FWイスラム・スリマニやFWレオナルド・ウジョア、MFアンディ・キングらが先発入りし、足首の負傷が心配されたFWジェイミー・バーディや岡崎らはベンチスタートとなった。

 ターンオーバー採用のレスターは、前半ボール支配率59%と主導権を握ったものの、前線からのプレッシングとカウンターを主体とするチームであるため、なかなか攻撃の形を作ることができない。MFデマライ・グレイが個人技で突破、FWアーメド・ムサがスピードをいかして果敢に裏を狙ったが、前半はシュート13本も枠内に飛んだのはわずか2本だった。

 それでもスコアレスで迎えた後半7分、ウジョアの大きなサイドチェンジから左サイドでボールを受けたグレイがドリブル開始。相手に囲まれながらも鋭い切り返しでPA左に侵入し、冷静にGKとの1対1を制して1-0。レスターが先制に成功した。

 これで勢いに乗ったレスターはここから背番号19が2ゴールを奪う。まずは18分、キングのスルーパスで完全に抜け出したスリマニが相手GKをかわし、左足で無人のゴールに流し込み、2-0。リードを広げると、22分にはPA右からグレイが低い弾道のクロスを上げ、ファーサイドのスリマニが右足で合わせ、3-0と一気に突き放した。

 レスターは後半32分、カンテの後釜として期待されてニースから加入したが、怪我の影響でリーグ戦わずか4試合の出場にとどまったMFナンパリス・メンディをピッチに送り込む。36分には、マグワイアに代えて19歳DFジョシュ・ナイトを投入。シェフィールド育ちのマグワイアには古巣サポーターからも温かい拍手が送られた。

 後半38分には1点を失ったが、アディショナルタイムにムサがダメ押し。多くの主力温存に成功したレスターが4-1で快勝し、3回戦に駒を進めた。

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