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[プレミアリーグEAST]変化のきっかけは「怖い選手になれ」の一言。リーグ最多得点の清水ユース牽引するMF滝裕太

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清水エスパルスユースMF滝裕太主将

ナイキジャパンは世界で戦う次世代の選手の育成を促進する「NIKE NEXT HERO プロジェクト」を実施中。高円宮杯プレミアリーグの第6節、第7節にポイントを獲得した選手の中から清水トップチームでも公式戦デビューを果たしている注目MFをピックアップした。

 プレミアリーグEAST第10節を終えて、2位・清水エスパルスユースが奪ったゴール吸数はリーグ最多の22。リーグ屈指の攻撃を牽引するのが、主将のMF滝裕太(3年)だ。4得点3アシストという成績もさることながら、相手チームに与えるインパクトも絶大で、監督・コーチが印象に残った相手チームの選手を評価する「NIKE NEXT HERO プロジェクト」では、前期だけで4ポイントを獲得。優勝争いが本格化する後期でも、活躍が期待される要注目のアタッカーだ。

 昨年の日本クラブユース選手権(U-18)大会で得点王に輝くなど、ゴール前での勝負強さが目立つ選手だが、「パスを出して終わりの選手だった」と自己分析するように、元々は足元の技術に長けた司令塔タイプの選手だった。

 変身のきっかけとなったのは、高校3年生になったタイミング。平岡宏章監督から「怖い選手になれ」と声をかけられたことで、ゴール前に関わる姿勢を強めたという。「平岡さんの一言で変わることができたし、『自分がやらないといけない』という気持ちも3年生になって出てきた。自分が仕掛けるプレーをドンドンしていけば、相手に怖いと思ってもらえるし、そういう怖い選手になりたいなって」。

 変身を機に、目立ち始めたのは、これまでパスに徹していたため、隠れがちだったスピードだ。ドリブルで相手の守備を切り裂く場面や、「練習から意識している」というカウンターの急先鋒となる場面が増え始めた。

 もちろん、本来の持ち味である上手さも失ってはいない。2トップを組むFW平墳迅(3年)らとのコンビネーションやFKから歓喜を生み出す場面も多く見られ、彼のプレーの幅が多彩な攻撃に繋がっていると言っても過言ではない。

 プロの経験も彼にとって大きかった。4月末に行われたルヴァンカップ第3節の仙台戦でプロデビューを達成。出場時間はわずか10分間で、「プロの試合は違った」と悔やんだように満足の行くプレーはできなかったが、球際の強さ、プレーの速さなどを知れたのは大きな収穫で、「プレーに余裕が生まれた。これまでバタバタしていたのが、ちょっとしたプレッシャーでは慌てなくなった」(平岡監督)。8月に入ってからは、J1の2試合でベンチ入りを経験。試合出場を果たせなかったが、大舞台の空気を味わった経験は、優勝争いが佳境を迎えるプレミアリーグの後期で必ず活きるはずだ。

 本格的なブレイクを果たし、トップチーム昇格や世代別代表での活躍も期待されるが、「貴重な経験をさせてもらっているクラブに感謝したいし、感謝の気持ちを優勝で示せたら嬉しい」と話すように、今はチームにタイトルをもたらすことを最優先に考えている。残り試合でも、中心選手として、攻撃力の高さを誇示することで、歓喜の瞬間をもたらすつもりだ。

(取材・文 森田将義)
「NIKE NEXT HERO プロジェクト」
■概要
 高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグの試合を対象に、 各チームの監督またはコーチが試合後、対戦相手の活躍したプレーヤーを各ポジション(GK&DF/MF/FW)ごとに 1選手、計3名選出します。 ※該当なしの場合も、最低2名以上は選出。選出された選手は1ポイント獲得し、プレミアリーグ全18節終了時点で、多くのポイントを獲得した選手を中心としたチームを編成します。

*対象試合:4 月~12 月までの高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグ EAST/WEST で行われる試合が対象。

■NIKE NEXT HERO プロジェクトランキング
 各監督またはコーチに選ばれた選手に加算されるポイントは、Nike ウェブサイト内でランキングされ、確認することができます。

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■海外トップクラブと対戦
 選抜されたチームは、海外トップクラブのユース世代とトレーニングマッチを予定しています。
 実施時期:2018年1月予定

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