[9.9 J1第25節 川崎F3-0横浜FM 等々力]

　攻守に躍動した背番号10をチームメイトも手放しで称えた。川崎フロンターレのMF大島僚太は前半14分に先制点を決めるだけでなく、守備でも豊富な運動量で相手のカウンターをことごとく止めた。

「相手はカウンターが特徴。攻め残りの選手をカバーするのは常に意識していた」。ピンチと見るや素早く帰陣。球際で体を張り、相手のチャンスの芽を次々と摘んでは攻撃につなげた。「スカウティングでも相手の特徴はサイドの2人。少しでもDFラインの負担が減ればと思った。(ボールを奪取した場面は)相手のコントロールミスばかりだった。でも、あそこで抜かれないことは大事」と胸を張った。

　獅子奮迅の活躍をチームメイトも絶賛した。FW小林悠は「(大島)僚太が守備で一番効いていた。一番走って、挟み込んでくれて、相手のチャンスの芽をつぶしてくれた」と称賛。攻撃でも今季初ゴールと結果を残し、MF中村憲剛は「点に絡めるようになれば日本でトップの中盤の選手になる。得点力が付いてくれば、代表になれる」と太鼓判を押した。

(取材・文　西山紘平)

---

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第25節1日目 スコア速報