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先発“復帰”の準決勝から2戦連続完封!法政大GK関口亮助「意地でしかなかった」

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2戦連続完封勝利を果たしたGK関口

[9.10 第41回総理大臣杯全日本大学トーナメント決勝 明治大0-1法政大 長居]

 背番号1を担う主将にとって、まさに意地の完封勝利だった。法政大は明治大を1-0で下し、35年ぶりに総理大臣杯を制覇した。チームを率いたキャプテンのGK関口亮助(4年=浦和ユース)は「意地でしかなかった。キャプテンだし、何かをしないと。このメンバーでできる最後の年だったので、何かをみせてやりたいと思っていました」と大一番へかけた想いを明かした。

 法政大の正守護神として、前期リーグ戦でゴールマウスを守ってきた関口だったが、今大会ではGK吉田舜(3年=前橋育英高)へその座を譲り、第2GKの座に甘んじていた。溢れんばかりの悔しい想いは「相当ありました」と言うが、「キャプテンなのでチームをまとめないといけない」と前向きに取り組み続けた。

 総理大臣杯予選にあたるアミノバイタル杯から続いて、今大会でも吉田が先発。それでも準決勝から関口に出番はやってきた。「ここまで連れてきてくれたのは吉田選手のおかげ。試合に出ていない仲間も一緒に戦って、自分たちをサポートしてくれた。仲間の想いや監督が自分を使ってくれた気持ちに前面に出して、試合に臨みました」。そして準決勝・筑波大戦と決勝・明治大戦と2試合連続の完封勝利でタイトルを獲得したのだ。

 決勝では幾度も好セーブを披露。相手のセットプレーに果敢に飛び出してはブロックしたほか、至近距離のMF柴戸海(4年=市立船橋高・浦和内定)に浮き球のループシュートを打たれた場面では、瞬時に冷静に右手一本で弾いた。もっとも「ひやっとした」のは、前半終了間際にPA内でMF金原唯斗(4年=磐田U-18)に抜け出され、一対一を迎えたシーンだと言うが、これはオフサイドの判定に救われた。終始押し込まれる展開だったが、耐え切った。

 35年ぶりの日本一へチームを率いた主将は「試合を覚えていないほど嬉しかった。記憶が飛びましたね」と微笑む。「試合を通して明治大に押し込まれていたシーンも多かったですけど、自分たちの持ち味である“粘り強さ”で勝ちきったというか、いつもやっていることをやったという感じです。きつかったですが、DFもみんな頑張ってくれて、ゼロで抑えられて良かったです」。主将の意地は結果につながった。

(取材・文 片岡涼)
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