beacon

首位・湘南は京都に”圧倒されて”のスコアレスドローも…10戦無敗でJ1昇格へ一直線

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.23 J2第34節 京都0-0湘南 西京極]

 J2リーグ第34節が23日、各地で行われ、首位の湘南ベルマーレはアウェーで京都サンガF.C.と対戦し、0-0で引き分けた。これで10戦無敗(7勝3分)となり、勝ち点を71に伸ばした。一方の京都は8月5日の岡山戦(△1-1)以降、8試合勝ちなし(4分4敗)となった。

 京都は前節の愛媛戦が台風18号の接近で延期になったため、9日の山形戦(△2-2)以来、2週間ぶりの公式戦。その山形戦から先発3人を変更し、ここまで33試合連続フルタイム出場を続けてきたGK菅野孝憲に代わってGK清水圭介を今季初めて起用した。湘南は前節の讃岐戦(○1-0)から3人を変更。MF山田直輝が2試合ぶりに復帰し、FW野田隆之介が12試合ぶり、DF岡本拓也が8試合ぶりの先発となった。

 先にチャンスをつくったのは京都だった。前半6分、DF石櫃洋祐のロングスローをPA内のDF田中マルクス闘莉王が胸で落とすと、FWイ・ヨンジェが左足でボレーシュートを放ったが、ボールは枠を外れた。

 湘南も前半8分、MF杉岡大暉のアーリークロスにFWジネイが合わせたが、枠を捉えることはできず。同22分にはMF秋野央樹の左CKに反応したDF島村毅がヘディングシュートを狙うもゴールを脅かせなかった。

 京都は前半31分、右サイドで獲得したFKを石櫃が蹴り込み、ファーサイドのDF本多勇喜が折り返す。中央でボールを受けたイ・ヨンジェが押し込もうとしたが、わずかに左へ外れた。

 前半は劣勢となった首位の湘南だが、後半も京都にチャンスをつくられる場面が続く。後半6分、本多のグラウンダークロスから闘莉王がシュート。同13分にも右サイドから石櫃がFKを蹴り込み、闘莉王がヘディングで合わせた。

 京都は後半15分、MF仙頭啓矢に代えてFW小屋松知哉を投入。湘南も同16分、野田に代えてFWドラガン・ムルジャを入れ、互いに攻勢に出た。同20分、湘南は杉岡の左クロスにムルジャが頭で合わせたが、クロスバーを越えた。

 後半25分、湘南は岡本に代えてDF石原広教、京都は同26分、イ・ヨンジェに代えてFW大黒将志を投入するが、引き続きペースをつかんだのは京都。同33分、U-20日本代表FW岩崎悠人が左足シュートを放ったが、GK秋元陽太が右手一本で防いだ。

 京都は首位・湘南を圧倒しながらも痛いスコアレスドロー。90分間でシュート数は京都が13本だったのに対し、湘南はわずかに3本と、最後までチャンスらしいチャンスをつくれず、8月20日の熊本戦(△0-0)以来、5試合ぶりの無得点に終わった。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ

TOP