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「9勝は全てケヴィン、闘莉王の2トップ」…京都が24頁にわたる“現状報告会”議事録を公表

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現状報告会の議事録を公開した京都サンガF.C.

 京都サンガF.C.は26日、今月16日に京都市内で行った「現状報告会」の議事録を公表した。強化スタッフが21枚のスライドでチームの現状を説明し、サポーターとの質疑応答を実施した経過を、PDFファイル24枚にわたって公開している。

 クラブからは運営会社「京都パープルサンガ」から山中大輔代表取締役社長、細川浩三強化部取締役、野口裕司強化部長が出席。ファン・サポーター280人が集まった。

 冒頭では、報告会が行われるに至った経緯として、コールリーダーと「どうなっているのか説明してくれ」というやり取りがあったためと説明。その後、経営状況やシーズンに向けた準備の説明に移った。その中では、鹿児島キャンプで想定以上の怪我人が出たことなどが明かされた。

 また、今季のチーム状況については、第7節までは1勝1分5敗と調子が上がらなかった一方、「思い切って、闘莉王選手をフォワードで使おう」という戦術に踏み切った結果、第8節から第18節まで5勝6分と浮上に至ったと解説。

 また、ここまで9勝のうち全てがFWケヴィン・オリス、DF田中マルクス闘莉王がツートップを組んでいる試合であることから、8月以降は「この二人のいずれかが出られない試合が多く、変わるサッカーが出来なかった、つくり出せなかったのが、この結果になっている」と分析した。

 その後に行われた質疑応答では、13人の質問者がクラブの方針に疑問を投げかけた。長期的視点の欠如と強化部の責任、警告・退場の多さに質問が集中し、細川取締役は「本当にこのようなチーム状況で、これだけの人が集まってくださってるということは、素晴らしいことだと思いますし、我々は本当にそのことを、重く受け止めて、感謝してやっていかなければいけないと思います」などと話した。

 京都は昨季、勝ち点69の5位でJ1昇格プレーオフに進出。ところが今季は33試合終了時点で、勝ち点39の17位に沈んでいる。

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