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レアルとトッテナムの天王山は1-1ドロー…両GKがC・ロナウド&ケイン差し置いて主役に

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GKロリスとともに神セーブを連発したGKケイラー・ナバス

[10.17 欧州CLグループリーグ第3節 R・マドリー1-1トッテナム]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第3節1日目が17日に行われた。サンチャゴ・ベルナベウでは同勝ち点でH組首位に立つレアル・マドリー(スペイン)とトッテナム(イングランド)が対戦。FWクリスティアーノ・ロナウドとFWハリー・ケインのストライカー対決にも注目が集まったが、互いの守護神がビッグセーブを連発して試合を引き締め、1-1の引き分けに終わった。第4節は11月1日に行われ、ホームとアウェーを入れ替えて再び両チームが顔を合わせる。

 開幕2戦2勝、6得点1失点と全く同じ成績で天王山を迎えたレアルとトッテナム。ジネディーヌ・ジダン監督の就任以降、欧州CLのホームゲームで9勝1分のレアルが開始からポゼッションで圧倒し、前半5分にはさっそく決定機を作り出す。

 左サイドのDFマルセロが右足に持ち替えてクロスを送り、ファーに走り込んだDFアシュラフ・ハキミがワンタッチで折り返すと、C・ロナウドが強烈なヘディングシュート。右ポストを直撃し、跳ね返りをFWカリム・ベンゼマが右足で流し込もうとしたが、ゴール左に外してしまった。

 前半17分にはベンゼマのパスを受けたC・ロナウドがPA内右に持ち出して右足を振り抜くも、シュートはゴール左外へそれる。苦しい時間が続くトッテナムも同19分に右CKを獲得し、MFクリスティアン・エリクセンの右クロスから中央のケインがドンピシャのヘッドで地面に叩きつけるが、負傷明けのGKケイラー・ナバスがビッグセーブを見せてゴールを許さない。

 それでも劣勢のトッテナムは前半28分にラッキーな形で先制。DFセルジュ・オーリエがPA右脇から右足で送った低いクロスにケインがニアで飛び込むと、右足のヒールキックは空振りとなったが、その奥にいたDFラファエル・バランに当たってゴール右に吸い込まれる。記録はバランのオウンゴールとなった。

 レアルは失点しても慌てずに攻撃を組み立てていく。前半42分にはMFルカ・モドリッチの高速パスからベンゼマが巧みなタッチで左斜め前方につなぎ、PA内中央で受けたMFトニ・クロースが後ろからオーリエにスライディングで倒されてPKを獲得。同43分、キッカーのC・ロナウドが右足で落ち着いてゴール右へと突き刺し、前半は1-1で終了した。

 後半もボールの支配権を譲らず、相手を押し込み続けるレアル。後半9分に左CKの流れからPA内右のMFカゼミーロが右足でクロスを供給し、ゴール前でフリーのベンゼマが至近距離から頭で合わせる。しかし、GKウーゴ・ロリスが右に飛びながら残した左足で触り、レアルの2点目を阻止した。

 さらに後半18分、カウンターからカゼミーロのパスを受けたC・ロナウドがPA内右から右足で弾丸シュートを放ち、同20分にはドリブルからPA手前左で左足を鋭く振るが、いずれもGKロリスの好セーブに遭った。

 こうなると得点の雰囲気は再びトッテナムへ。後半26分にFWフェルナンド・ジョレンテの絶妙なラストパスを受けたケインがPA内やや左で体を開きながら右足で流し込もうとするが、GKナバスが左手の指先で触るスーパーセーブ。同28分にはGKロリスからのロングボールをジョレンテが頭で右に流し、走りながらフリーで受けたエリクセンが右足を強振するが、またしてもGKナバスの攻守に遭う。

 その後、両チームとも積極的に交代カードを切って勝ち越しを目指したが、最後まで決勝ゴールが生まれることなくタイムアップ。単独首位の行方は、リターンマッチとなる11月1日の第4節に持ち越された。

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