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両GKに“アクシデント”も…2位川崎Fが広島を3発撃破! 首位鹿島にプレッシャーかける

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アクシデントを乗り越えた川崎Fが広島に勝利

[10.21 J1第30節 広島0-3川崎F Eスタ]

 2位川崎フロンターレが敵地で16位サンフレッチェ広島に3-0で勝利した。3連勝を飾り、暫定で首位鹿島との勝ち点差は『2』。対川崎F戦4連敗の広島はリーグ戦でも6月以来の2連敗を喫し、降格圏内からの脱出とはならなかった。

 広島は前節・鹿島戦(0-2)から先発3人を変更。DF高橋壮也が4試合ぶり、MF森島司が8試合ぶり、FW皆川佑介が12試合ぶりにスタメン出場した。対する川崎Fは前節・仙台戦(3-2)から2人をチェンジ。DFエドゥアルドが10試合ぶり、MF長谷川竜也が2試合ぶりに先発復帰した。

 先にビッグチャンスを迎えたのはアウェーの川崎F。前半13分に左サイドを抜け出した長谷川がPA内左から左足でクロスを上げ、PA内中央でフリーのFW小林悠が高い打点のヘディングシュートを放つが、GK中林洋次の好守に遭った。

 広島も前半15分に左CKを獲得し、キッカーの柏が送ったクロスをファーのDF水本裕貴が頭で落とす。さらにMF稲垣祥が反応してゴール前に流れると、FW皆川佑介が至近距離から右足で押し込もうとするが、GKチョン・ソンリョンに止められた。

 両守護神がファインセーブで守備を引き締める中、前半31分にGKチョン・ソンリョンが接触のないところで右足を押さえてピッチに座り込み、試合が一時中断する。そのまま同33分にGK新井章太との交代を余儀なくされた。

 アクシデントに見舞われた川崎Fだったが、投入直後のGK新井が相手のクロスを無難にセーブして試合の流れに乗ると、前半40分に先制ゴールが生まれる。左サイドでFKを獲得し、キッカーのMF中村憲剛が右足でゴール方向に曲がるクロスを供給。これをGK中林がキャッチミスし、エドゥアルドが左足で触ったボールを最後はMF谷口彰悟が右足で押し込んだ。

 続けて前半アディショナルタイム1分、中村が縦パスを入れ、PA手前右で受けた三好が水本との1対1を迎える。三好は水本が寄せてこないと見ると、中央に持ち出して左足でシュート。GK中林の横っ飛びも届かないゴール左隅の絶妙なコースに決まり、リードを2点に広げた。

 前半アディショナルタイム3分にMFアンデルソン・ロペスが左ポストを直撃するミドルシュートを打ってゴールを脅かした広島だったが、前半は無得点で終了。後半の開始からDF丹羽大輝に代えてDF椋原健太をピッチへ送り、反撃を試みる。

 後半10分、アンデルソン・ロペスのパスから高橋が左サイドを抜け出し、PA内左から左足でクロス。ファーの柏が頭で折り返し、左ポスト付近の皆川が右足で合わせに行くが、うまくミートできずにゴール左へ外してしまった。

 なおも追いかける広島は、後半21分に森島との交代でFWパトリックを投入。前線のターゲットを増やして打開を図ったが、試合をコントロールし始めた川崎Fの守備を崩し切れない。

 後半40分には川崎FのGK新井がパントキックで前線に送り、落下地点付近の水本が目測を誤って背後にバウンドさせると、小林が素早く反応。水本を体で押さえながらPA内右に持ち込み、右足の強烈なシュートをゴール右上に叩き込む。エースの今季18得点目で3-0とした川崎Fがそのまま逃げ切り、3連勝を飾った。

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