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崖っぷちで踏ん張る新潟、AT被弾も…磐田とドローで今節の降格回避

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アルビレックス新潟は磐田とドローで今節の降格を回避した

[10.21 J1第30節 磐田2-2新潟 ヤマハ]

 J1は21日に第30節を開催し、ヤマハスタジアムではジュビロ磐田と負ければ04年のJ1昇格後初となるJ2降格が決まるアルビレックス新潟が対戦。前半25分にFWホニの得点で先制した新潟は同39分に同点に追い付かれながらも、同アディショナルタイムにFW河田篤秀が勝ち越しゴール。しかし後半アディショナルタイムにMFアダイウトンが同点ゴールを奪い、試合は2-2のドローに終わった。勝ち点1を上積みした新潟は今節の降格を回避した。

 ここ4戦無敗(2勝2分)の磐田は前節清水戦(○3-0)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。一方、前節G大阪戦(○1-0)で17試合ぶりの白星を獲得した新潟は、同試合から出場停止のFW山崎亮平に代わってMF伊藤優汰が先発起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からゴールに迫ったのは新潟。前半10分、MF加藤大のパスを受けたFWホニがトラップでボールを落ち着けて左足で狙うも、シュートは枠上に外れてしまう。さらに同16分にはDF堀米悠斗の縦パスを受けたFW河田篤秀がPA内から左足シュートを放つが、GKカミンスキーの守備範囲に飛んでしまいネットを揺らすには至らなかった。

 一方の磐田は前半24分、高い位置でボールを奪ったMF中村俊輔の浮き球のパスからDF櫻内渚が右足で狙うも、GK大谷幸輝に阻まれてしまう。すると同25分に新潟が先制に成功する。MF小川佳純とのワンツーから前線に上がったMF加藤大のパスは河田には通らなかったものの、磐田のミスが重なってゴール前にこぼれたボールをFWホニが右アウトサイドで押し込み、スコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った磐田だが前半39分、中村のFKに反応したDF大井健太郎が左足ダイレクトで合わせてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。さらに同42分には高い位置でボールを奪ったMFムサエフがミドルレンジからシュートを狙うも、大谷に弾き出されてしまった。しかし前半アディショナルタイム、一度は倒されながらも右サイドを強引に突破したホニの低い弾道のクロスを河田がダイビングヘッドで叩き込み、新潟が再びリードを奪った。

 2-1と新潟がリードしたまま後半を迎えると、磐田が押し込む時間帯が続くがなかなか決定機を創出できず。すると後半19分に磐田ベンチが動き、中村に代えてMF松浦拓弥、ムサエフに代えてMF山田大記を同時投入して状況を打開しようと試みる。対する新潟は同24分に伊藤に代えてMF酒井宣福をピッチへと送り込んだ。

 その後は同点に追い付こうとする磐田が攻勢を掛けるが新潟が体を張った粘り強い対応で得点を許さず。対する新潟も時おり鋭いカウンターからゴールに迫ったものの、追加点を奪うことはできない。だが後半アディショナルタイム、MF上田康太が蹴り出したFKをMFアダイウトンがヘディングで突き刺し、試合は2-2の引き分けに終わった。

(取材・文 折戸岳彦)
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