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[MOM2278]日章学園MF比嘉将貴(2年)_2年生ボランチが2ゴールの活躍で決勝進出の立役者に

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MF比嘉将貴(2年)が勝利の立役者に

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.3 選手権宮崎県予選準決勝 日章学園高 5-3 宮崎日大高 KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園サッカー場]

 故郷の沖縄を離れ、中学から日章学園高に入って5年目。サッカー漬けの日々の中、宮崎での生活にもようやく慣れてきたと言う。

 中学時代に主将を務めたMF比嘉将貴(2年)は、2年前の全国中学校体育大会の決勝で青森山田中に敗れたものの、攻守にわたる活躍でチームを力強く牽引。大会優秀選手にも選出された。今年のプリンスリーグ九州ではここまで全試合に出場し、2得点を挙げている。

 主将のMF佐藤詩響(3年)と共に主に守備的MFを務め、得意の細かいパスワークを駆使し、後方から試合を作り、前線にも積極的に顔を出した。準決勝の舞台では、早稲田一男監督から「前の方でシュートを打つことを意識しろ」と言われたことを肝に銘じ、二つの貴重なゴールを上げた。

 1点目は混戦の中のこぼれ球を右足でシュート。「うまくミートはできませんでしたが、(ボールの)飛んでいった方向が良かった」と振り返った。試合終了間際に放った2点目は、Jクラブからも注目を集めるエースのFW佐藤颯汰(3年)がサイドをドリブルで突破し、前線に送ったクロスを「押し込んだだけです」と謙遜気味に答えたシュートだった。

 ピッチの深い芝による足への負担などから疲れは感じているが、「(都城工高との決勝では)試合の最後まで走りきること」を目標に上げた。2年生ボランチが公約通りの活躍を見せれば、決勝の舞台での得点も期待できるはず。その先にあるのは、全国への切符だ。

(取材・文 高浜確也)
●【特設】高校選手権2017

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