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[MOM2318]中京大中京MF田邉隆平(3年)_後半投入で確かな存在感、小柄なアタッカーが値千金V弾

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MF田邉隆平(3年)が後半投入から決勝点を決めた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.11 選手権愛知県予選準決勝 中京大中京高 1-0 岡崎城西高 パロマ瑞穂]

 第96回全国高校サッカー選手権愛知県予選準決勝の第1試合。0-0の状況のままこう着していた中京大中京高岡崎城西高の試合は、小柄ながら切れ味抜群のワイドアタッカーによって確実にその流れを変えつつあった。

 左サイドに後半から投入されたMF田邉隆平(3年)は、意欲的なドリブルの仕掛けからチャンスを作り、バーを直撃する決定的なシュートも放つなど、投入早々から確かな存在感を示した。

 そして迎えた後半22分だった。田邉に触発されるように右サイドの深い位置から仕掛けたのはMF本山遊大(3年)。個人の力で敵陣の守備網に穴を開けるドリブル突破の様子を逆サイドから観ていた田邉は「遊大がディフェンスを置き去りにしてくれていたので」とゴール前の“おいしい”ポジションへと入り込む。折り返されてきたボールを丁寧にプッシュし、取りたくてもなかなか取れずにいた待望の先制点を見事に流し込んだ。「後は押し込むだけ」というゴールだったが、その位置まで入っていたこと自体が殊勲だった。

 これで選手権まであと1勝と迫る形になったが、田邉は「自分が点を決められて勝ったことはうれしいですけれど、切り替えたい」と気持ちを引き締め直す。3年生として臨む最後の選手権。あと1試合で終わる気は毛頭ない。

(取材・文 川端暁彦)
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