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本当に降格チーム?新潟が8連勝中のC大阪撃破で4連勝締め!!不発の杉本は得点王逃す

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得点王を逃したC大阪FW杉本健勇

[12.2 J1第34節 新潟 1-0 C大阪 デンカS]

 18位アルビレックス新潟がホームで3位セレッソ大阪と対戦し、1-0で完封勝利を収めた。すでに降格が決まっている新潟だが、4連勝を含む6試合無敗(5勝1分)とし、最下位から17位に順位を上げてシーズンを終了。敗れたC大阪は公式戦の連勝が8で止まり、10試合ぶりの黒星を喫した。

 新潟は前節・清水戦(3-2)からスタメン1人を入れ替え、DFソン・ジュフンが2試合ぶりに先発出場。一方、前節・神戸戦(3-1)で3位を確定させたC大阪は、同じ11人でスタートした。

 C大阪のFW杉本健勇は前節終了時点で得点ランク首位となる22ゴールを記録。得点王を目指すC大阪のエースは前半5分、DFマテイ・ヨニッチの右クロスにフリーで反応し、PA内やや左で胸トラップから左足でシュートを打つ。しかし、GK大谷幸輝の鋭い寄せに遭ったこともあり、ゴール右に外してしまった。

 序盤こそピンチが続いた新潟だったが、時間の経過とともに主導権を掌握。降格チームとは思えないほどの攻撃で3位のC大阪を圧倒し、MFホニやMF山崎亮平を中心に次々とゴールを襲った。

 そして0-0で迎えた後半32分、センターサークル内でMFソウザのパスミスを拾った山崎がダイレクトで素早くスルーパスを出すと、ホニが快足を飛ばしてPA内中央に進入。DF木本恭生の追走と飛び出したGKキム・ジンヒョンのプレッシャーを受けながらも右足でゴールへ流し込み、先制点を奪った。

 ホニは新潟ラストゲームとなる呂比須ワグナー監督に捧げる今季7得点目。ゴール直後には選手たちが集まり、11月30日に第一子長女が誕生したDF堀米悠斗を祝うゆりかごパフォーマンスを披露した。

 C大阪は失点後にスイッチが入り、ゴールを目指して攻勢を仕掛ける。後半39分にはショートカウンターから杉本がFW柿谷曜一朗のパスを受け、PA内中央から左足でグラウンダーのシュート。しかしコースが甘く、GK大谷にストップされた。

 逃げ切りたい新潟は後半43分に山崎を下げ、今季限りで現役を引退するMF本間勲を投入する。他会場でハットトリックを達成した川崎FのFW小林悠が今季23ゴールで得点ランク単独首位に浮上する中、杉本は終了間際の好機も仕留め切れず、無得点でタイムアップ。1点を守り切った新潟が“ミスターアルビレックス”の花道を飾った。

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