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酒井宏フル出場、マルセイユは堅守・モンペリエに1-1ドローで4位にダウン

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マルセイユは1-1のドローに終わった

[12.3 リーグ1第16節 モンペリエ1-1マルセイユ]

 リーグ1は3日に第16節を行い、日本代表DF酒井宏樹所属のマルセイユは敵地でモンペリエと対戦し、1ー1で引き分けた。右サイドバックの酒井は2試合連続でフル出場した。

 前節・メス戦(3-0)の勝利で順位を2位に上げたマルセイユ。中3日で迎えた今節だが、メンバーの変更は3人のみでDFアイメン・アブデヌール、MFモルガン・サンソン、FWバレール・ジェルマンが先発復帰となった。

 前半29分、モンペリエが試合の均衡を破る。PA左でパスを受けたDFジェローム・ルシヨンがクロスを狙うと、ボールは酒井の背中に当たって軌道が変わる。PA中央でフリーになっていたFWジョバンニ・シオがこぼれ球を左足ボレーで合わせ、GKスティーブ・マンダンダもセーブし切れずにゴールに入り、モンペリエの先制点となった。

 第15節終了時点でリーグ最少8失点に抑えていたモンペリエに対し、マルセイユは得点を奪えない。しかし前半43分、サンソンからパスを受けた酒井が右サイドからクロスを上げ、PA内のサンソンがシュートを放つとDFビトリーノ・イウトンの手に当たりハンドの判定。PKを獲得したマルセイユはMFフロリアン・トバンが冷静にゴール右隅に決め、1-1の同点に追いついた。

 後半に入ってマルセイユは攻撃を仕掛けるが、GKベンヤミン・ルコントの牙城を崩せない。後半26分、FWディミトリ・パイェの縦パスを受けたサンソンはPA手前でボールをこぼすと、ジェルマンが右足ダイレクトで合わせるが、ルコントが好セーブでゴール外にはじいた。直後の同27分にはサンソンとの連係から酒井がPA右に入り込むが、酒井のクロスはルコントによってキャッチされた。

 マルセイユは後半35分に前線のターゲットマンとしてFWコスタス・ミトログルを投入。しかし、交代直後にモンペリエがチャンスを手にする。左サイドでFKを得るとFWスレイマン・PA内のカマラが頭でそらして最後はイウトンが頭で押し込む。勝ち越しに成功したかと思いきや、ゴールを決めたイウトンがオフサイドラインを越えていたため、ノーゴールの判定となった。

 試合は1-1で終了となり、判定にも救われたマルセイユは勝ち点1を獲得。リヨンとモナコが勝利したため勝ち点で並ばれ、得失点差で下回って4位に順位を下げている。マルセイユは7日、ヨーロッパリーグ第6節でグループリーグ突破を懸けて、FW南野拓実が所属するザルツブルクと対戦する。

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