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最強・シティを撃破できるか…首位対決となったダービーを目前に、モウリーニョたちは心を整える

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マンチェスター・ユナイテッドは週末にシティとのダービーを控える

 マンチェスター・ユナイテッドは10日、プレミアリーグ第16節でホームにマンチェスター・シティを迎え、伝統の“マンチェスター・ダービー”に挑む。

 5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第6節ではCSKAモスクワ(ロシア)に2-1の勝利。A組首位で決勝トーナメント進出を決めると、試合後にジョゼ・モウリーニョ監督はこの試合の総括とダービーへの展望を語った。6日、クラブ公式サイトが伝えている。

 指揮官は「良いプレーをして、結果を残した上で勝ち上がるという、我々が求めていた形になった」とCSKAモスクワ戦に満足しているようで、「欧州CLの前半戦を勝ち点15で終えられたので、良いと思う」と安堵の言葉を発した。欧州CLの次の試合は来年2月となるため、「私は組み合わせ抽選での運があまりないので、口をつぐむことにする。それまでイングランドの大会に集中しないといけない」と気持ちを切り替えていた。

 10日には宿敵であり、そしてユナイテッドに勝ち点8差で首位に立っているシティとの“マンチェスター・ダービー”がある。しかし、残り数日で抱える課題についてモウリーニョは「何もない」と断言。「問題が起こるときは起こる。ケガ人も出るときは出てしまう。明日は休みだ。ダービーについては、木曜から考える」と一旦の休息モードに入ったことを明かした。

 一方、選手たちの鼻息は荒く、既に牙を研ぎ始めている。昨季のEFL杯(今季の名称はカラバオ杯)4回戦でのダービーで決勝点を決めたMFフアン・マタは「チームの意識は今、日曜のシティ戦に完全に集中している」と語る。「今回は特にスペシャルだよ。1位と2位の直接対決だからね。ここで勝ち点3をとれれば、首位との差を縮めることができる」と大一番に向けて気を吐いた。

 今夏ベンフィカから加入したDFビクトル・リンデロフにとって、シティとのダービーは初体験。「プレーできることになったら本当にエキサイティングだ」と興奮した面持ちで、「今はただ、CSKAに勝ってグループ首位で勝ち抜けられた喜びをかみしめているけれど、明日になったら次の試合に集中する」と気持ちを高ぶらせていた。

 中盤の要・MFポール・ポグバは前節のアーセナル戦(3-1)で退場処分となり、今週末のシティ戦から3試合出場停止に。「周りから見たら残忍なタックルだったかもしれないけれど、そういうつもりじゃなかった」と弁明しており、「ものすごくがっかりしている。ダービーでチームの助けになりたかったからね」と悔しさを滲ませた。

 絶好調のシティに対して、ポグバは「精神的にもタフだ。だから自分たちも、彼らと同じくらいのタフさである必要がある」と対抗策を考え、「メンタル面でチームを助けたい」と語る。「チームのことは絶対的に信頼している。たとえ自分がプレーできなくても、その場にいて、ポジティブなエネルギーを送るよ。そして勝利を手にできることを願っている」と殊勝なコメントで、チームメートにエールを送った。

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