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31日初戦、清水桜が丘は注目エース白井は左ひじ脱臼も「出るつもりです」

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開会式に臨んだ清水桜が丘の選手たち

 エースの負傷を力に変える。

 清水桜が丘高のMF白井海斗(3年)をアクシデントが襲ったのは大会1週間ほど前の練習中。ドリブルを仕掛けた際に転倒。左ひじを地面に強く突いてしまった。左ひじの脱臼と診断された。

 痛みから走ることも困難な状態が続いたが、ようやく先日の練習より復帰。まだ全力で走ることは出来ないというが、「この大会に出場することを目指して最善は尽くしてきた」という。「本来ならまだ復帰する時期ではないが、最後の大会なので、出るつもりです」。

 サッカー王国静岡。かつては優勝争いの常連だった静岡県勢だが、一昨年の藤枝東、昨年の藤枝明誠と初戦敗退が続くなど、苦戦を強いられている。かつて清水商として歴史を作った清水桜が丘には流れを止める役割も期待されている。

「出るからにはみんな優勝を目指してやっている。格上のチームは多いが、チャレンジャーの気持ちを忘れずにやって行きたい」と力を込めた白井。卒業後は順天堂大に進むという王国のファンタジスタは、「試合は後半からでもなんとか出たい」と意気込んだ。

 清水桜が丘の初戦はきょう31日で、フクダ電子アリーナの第1試合で高川学園高(山口)と対戦する。キックオフは12時5分。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2017

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