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長崎総科大附のC大阪内定FW安藤瑞季、10得点の記録持つ大迫を「ビックリさせるくらい凄いプレーをして超えたい」

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長崎総合科学大附高(長崎)のU-20日本代表候補FW安藤瑞季は日本一と10得点超えを誓う

 12月30日に開幕した第96回全国高校サッカー選手権は31日、1回戦15試合が行われる。

 開幕直前の12月27日に来季のセレッソ大阪加入内定が発表された長崎総合科学大附高(長崎)のU-20日本代表候補FW安藤瑞季(3年)は、今大会のナンバー1ストライカーという評価を得ている存在だ。

 超高校級とも言える前への推進力ある動き、圧倒的なフィジカルコンタクトの強さ、技術力、そして大一番で決めることのできる勝負強さの持ち主。現ケルンの日本代表FW大迫勇也が鹿児島城西高時代に記録した10得点の大会記録(76年度の首都圏開催移行後)超え、そして日本一を目指す注目ストライカーに中京大中京高(愛知)との1回戦から始まる選手権への意気込みを聞いた。

長崎総合科学大附高FW安藤瑞季
―開会式の雰囲気は?
「また帰ってきたな、という感じがしていますね」

―とても落ち着いている印象だけど、意識的に興奮を抑えている?
「いえ、変な焦りとか緊張じゃなくて、落ち着いてやれるかなと。今はそんな感じですね」

―去年よりも自信をつけて、戻ってくることができたからかな?
「そうですね。『今年はマジでやるしかないな』と思っているので。今年はこの仲間とも最後ですし、本当に後悔なく終わりたいというのがありますし、出し切るだけという感じでいます」

―C大阪入りを決めて、選手権だけに集中することができる。
「セレッソさんに自分も決めてホッとしている部分もありますし、これからが勝負だと自分は思っているので。これからですね」

―進路をC大阪に決めた理由は?
「練習参加した時の雰囲気もそうですし、環境・設備も整っていますし、自分はこのような高いレベルの中でチャレンジしたいと思って決めました」

―選手権ではセレッソのサポーターにも期待してもらえるような結果を。
「見に来られると思うので、その方々にも自分の持ち味、良い部分を出して、来年からセレッソの選手として相応しいと思ってもらえるように自分も頑張ります」

―「10」という得点数が目標になる。
「追いつくだけじゃなくて、追い越すくらいに。でも、自分が決めるだけでなく、周りを活かすというところは今年、自分の中で一番収穫があったというか、周りを使うことは成長させることができた動きですし、自分だけが、という気持ちでは無いです。点のところには貪欲に、そして周りを使うところは使って、良い関係でやれたら一番だなと思います」

―最後に目標を教えてください。
「10得点を超える。大迫勇也さんが応援リーダーなので、ビックリさせるくらい凄いプレーをして超えたいです。そして、全国制覇したいです」

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2017

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