beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

加藤スーパーボレー!流経大柏が夏冬連覇に王手!

このエントリーをはてなブックマークに追加

流通経済大柏高が10年ぶりの決勝進出。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.6 全国高校選手権準決勝 流通経済大柏高 1-0 矢板中央高 埼玉]

 会場をどよめかせたスーパーボレーが決勝点に! 第96回全国高校サッカー選手権準決勝が6日、埼玉スタジアムで行われ、流通経済大柏高(千葉)と矢板中央高(栃木)の関東決戦となった第1試合は、流経大柏が交代出場MF加藤蓮(3年)の決勝ゴールによって1-0で勝利。優勝した07年度以来10年ぶりに準決勝を突破した流経大柏は、1月8日の決勝戦(埼玉)で前橋育英高(群馬)と戦う。

 夏のインターハイ王者の流経大柏と、夏のインターハイは栃木県予選敗退に終わっている矢板中央との顔合わせとなった準決勝第1試合。ともに守備意識の高い両校の戦いは前半、“堅い”印象の展開で進んだ。

 その中で流経大柏がやや押し込む形に。相手が仕掛けに入る前にMF宮本優太主将(3年)とMF宮本泰晟(3年)のダブルボランチや、対人守備の強さを見せるU-17日本代表CB関川郁万(2年)がボールを奪い取る。そして、右サイド、中央でボールを引き出す10番MF菊地泰智(3年)が起点となり、菊地、宮本優の左足ミドルや左SB近藤立都(3年)の左足FK、CKなどで先制点を狙う。

 だが、矢板中央はCB高島祐樹(3年)と怪我から先発復帰したCB白井陽貴(2年)中心にPAの守りが厚く、流経大柏は決定打を放つことができない。矢板中央はカウンターから190cmのFW望月謙(2年)の足下に幾度かボールが入っていたほか、右SB 後藤裕二(2年)のロングスロー、サイド攻撃などで攻め返していたが、ラストパスの前の段階で精度を欠いてしまうなどなかなかシュートシーンまで持ち込むことができない。

 膠着した展開の中、矢板中央は後半開始から13分までにFW大塚尋斗(2年)、FW山下育海(3年)、MF板橋幸大(2年)を相次いで投入。流経大柏も前半終了間際のFW熊澤和希(2年)を皮切りに、後半10分にMF加藤蓮(3年)、同17分にはMF鬼京大翔(3年)とアタッカートリオをピッチへ送り出して攻勢をかける。

 互いに交代選手が攻撃を活性化。そして19分、ついにスコアが動く。流経大柏は敵陣中央、左サイドでボールを奪い返すと、近藤立が左足ダイレクトでアーリークロス。高く舞い上がったボールはファーサイドで構える加藤の下まで届き、この落ち際を加藤が右足ダイレクトで撃ち抜く。ボールは逆サイドのゴールネットに弾道ライナーで突き刺さった。

 加藤の今大会3得点目となるスーパーゴールで流経大柏が先制。対する矢板中央は21分、右サイドでDFを翻弄した山下のクロスから最後はU-17日本代表MF松井蓮之(3年)が右足を振り抜いたが、枠上へ外れてしまう。

 しぶとい守りで夏の王者に食い下がる矢板中央は板橋の仕掛けなどからシュートシーンも作ったが、今大会無失点の流経大柏は良い形でそれを打たせない。最後まで集中力を切らさずに守った流経大柏が1-0で勝利。インターハイに続く決勝進出を決めた。

 千葉県勢の決勝進出は11年度の市立船橋以来6年ぶり。流経大柏はそのライバルたちも成し遂げていない千葉県勢初の夏冬連覇を懸けて決勝に臨む。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2017

TOP