マンチェスター・ユナイテッドは22日、アーセナルからチリ代表FWアレクシス・サンチェス(29)を獲得したことを発表した。この契約の一環としてアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン(29)はアーセナルに移籍する。

　2014年7月にバルセロナからアーセナルに加入したサンチェスは、公式戦166試合で80ゴールを記録し、中心選手として活躍していた。だが、今季終了までとなっていた現行契約の延長を固辞。ユナイテッドと4年半契約を結び、英『BBC』によると、週給は40万ポンド(約6200万円)になるようだ。また、背番号はジョージ・ベスト氏らがつけた伝統の7番に決定した。

　サンチェス加入に際し、ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、「アレクシスは世界でもっとも有能な攻撃手の一人だ。若く才能豊かな選手が揃った我々の攻撃陣をより完成形にしてくれる存在となることだろう。彼はこのクラブに野望と勢い、個性、高い素質をもたらしてくれる。それがチームをより強力にし、ユナイテッドをサポーターがより誇れる規模とプレステージを持ったクラブにしてくれるのだ」と活躍に期待を寄せた。

　また、アーセナルに旅立ったムヒタリアンについては、「ヘンリクの今後の成功と幸運を祈っている。新天地できっと彼はそれらを手にすることだろう。彼は我々にとって忘れることのできないプレイヤーだ。とくにヨーロッパリーグでの成功における彼の貢献を忘れることはないだろう」と惜別のメッセージを送った。

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