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ルヴァン杯決勝“再現”となるゼロックス杯…警戒する選手は谷口「清武選手」

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富士ゼロックススーパー杯初出場となる川崎FとC大阪が激突する

 2月10日に埼玉スタジアム2002で開催される富士ゼロックススーパー杯の開催発表記者会見が24日、JFAハウスで行われた。新シーズンの幕開けを告げる富士ゼロックススーパー杯では、昨季のJリーグを制覇した川崎フロンターレとルヴァン杯、天皇杯を制したセレッソ大阪が激突。会見には両チームを代表して川崎FのDF谷口彰悟、C大阪のMF清武弘嗣が出席した。

 昨年のルヴァン杯決勝の“再現”となる対決だ。同試合ではC大阪が前半1分にFW杉本健勇のゴールで先制し、後半アディショナルタイムにMFソウザがダメ押しの2点目。2-0勝利でクラブ初タイトルをつかむと、天皇杯でも頂点に立った。清武は「天皇杯を戦ってあまり休みがなかったのでチーム全体としてコンディションは落ちていない。昨季2冠を達成して、今年はたくさんタイトルを取りたい」と意気込んだ。

 返り討ちか、リベンジか。昨年11月のルヴァン杯決勝で敗れた川崎Fはその一か月後、悲願のリーグ初制覇を成し遂げた。谷口は「今季はすべてのタイトルを目標にしている。相手がC大阪に決まって、昨季のルヴァン杯決勝の悔しい思いは忘れられてない。リベンジという意味でもしっかり勝って波に乗りたい」と雪辱に燃える。マークすべき選手を聞かれると、「清武選手」と同席した清武の名前を挙げ、「攻撃の中心の選手ですし、決定的な仕事をするので常に気をつけないといけない」と気を引き締めた。

 一方、清武は「優勝したけど、ルヴァン杯決勝は力の差を感じた試合だった。正直、できれば戦いたくない相手。Jリーグ王者に胸を借りるつもりで戦いたい」と慢心はない。対戦相手については「みんな上手いので一人挙げるのは難しいけど、家長くんは欠かせない存在」と大分、C大阪で共にプレーした元同僚のMF家長昭博を警戒した。

 両チームは新体制で始動。川崎FはMF齋藤学(←横浜FM)、2年ぶりの復帰となったFW大久保嘉人(←FC東京)らを獲得し、大型補強に成功。谷口は「実力、経験のある選手が入ってきてチーム内の競争は激しくなった。チームがレベルアップできる」と連覇をにらむ。対するC大阪はFW高木俊幸(←浦和)、MF田中亜土夢(←ヘルシンキ)ら新戦力を迎え、清武は「競争は去年より激しくなっている。練習からバチバチやっている」と競争激化を歓迎した。昨季、初タイトルをつかんだ両者は互いに大会初出場。シーズンに弾みを付ける優勝を狙う。

(取材・文 佐藤亜希子)
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