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[MOM2429]浦和東DF上原龍(2年)_ 日本高校選抜練習参加のCBが声とヘッド、両足フィードで存在感!

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浦和東高CB上原龍は攻守において存在感を示し、快勝に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.12 埼玉県新人大会準々決勝 正智深谷高 0-2 浦和東高 西武台第2G]

 新人戦開幕直前に得た“貴重過ぎる”経験が、彼の意識を高め、その力を引き出している。この日、浦和東高CB上原龍(2年)は最終ラインの中心として存在感。声でチームを動かし、特長のヘッドで正智深谷高の攻撃を跳ね返していく。そして、左右両足から放つフィードも披露。後半開始直後には利き足と逆側の左足フィードを右SB菅颯生(2年)へ見事に通し、彼のゴールをアシストした。

 この先制アシストについて「(菅と)目が合った。2列目からだったし、相手も付いてこれていなかったので出しました」と説明した上原は、その後も最前線のFW小川翼(2年)へ正確なロングボールを入れるなど攻撃の起点になっていた。

 そして、守備面では相手にボールを握られる時間が長い展開だったが、終始落ち着いて対応。「バックライン全員で声を出して何とか守れました。今日は比較的落ち着いて守備できていた。突っ込まないでできました。(正智深谷相手の完封勝利で)かなり自信がついたと思います」とV候補を封じた80分間に胸を張っていた。

 上原は、開幕3日前の2月7日にサポートメンバーとして日本高校選抜埼玉合宿初日の練習に参加。日本高校選抜は8対8のトレーニングを行う予定だったが、負傷による辞退者などが出たため、練習会場近隣の浦和東に急きょ連絡が入り、「DFの選手」という希望に沿う形で上原が練習参加した。

 チームにとっては新人戦直前の重要な時期。それでも平尾信之監督は「彼の将来のことを考えて」上原を送り出した。MF田部井涼(前橋育英高)やMF宮本優太(流通経済大柏高)ら選手権のヒーローたちの中で貴重な経験をした上原は、日本高校選抜で感じたことを少しでも浦和東に還元しようとし、意識の変化も示しているという。この日はリーダーシップを取って80分間を無失点で守り抜いた。

 上原は日本高校選抜とのトレーニングについて「レベルが違った。基礎が違うと思いました」と振り返る。特に印象的だった選手はCB角田涼太朗(前橋育英高)。守備の中心として前橋育英高(群馬)を初の日本一へ導いたDFは、上原と同じ左側のCBを務める。「角田さんも(ポジションが)左なので見ていました。間に入れるパスの質が高かった」。8対8ではその角田にフォローされるシーンもしばしば。それでも“題材”を間近で見て、体感したスピード感の違いを持ち帰って早速、自身とチームのプレーに活かしている。

 浦和東は新チーム始動後から守備を構築してきたために、その部分に手応えを感じている。高校選抜での経験も活かし、その守備をより高めてチームとともに上のステージへ駆け上がること。そして、来年は実力で高校選抜に加わる。

(取材・文 吉田太郎)

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