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城福監督の采配的中!「スペースを見つけるのがうまい」途中出場の広島MF柴崎が同点弾

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途中出場のMF柴崎晃誠が同点ゴールを叩き込んだ

[3.4 J1第2節 浦和1-2広島 埼玉]

 指揮官の采配が的中した。サンフレッチェ広島を率いる城福浩監督は1点を追う後半11分、FWティーラシンに代えてMF柴崎晃誠を投入。2つの指示を与え、「ボールをどんどん動かしてくれということと、これ以上失点をしたくないのでしっかり守備から入るように」とピッチに送り出した。

 この交代でシステムを4-2-3-1に変更。柴崎は左サイドハーフに入り、MF川辺駿がトップ下、MF柏好文が右サイドハーフに移った。ここから攻撃は一気に活性化し、迎えた後半21分に柴崎が同点ゴールを叩き込んだ。

 右サイドのスローインにワンタッチで抜け出した川辺がPA内右を縦に仕掛け、ゴールライン際からマイナス方向にパス。GK西川周作が足を伸ばしてクリアしたが、「自分のところにうまくこぼれてきた」と柴崎が反応。「思いっきりシュートにいきました」とトラップから左足シュートで豪快にネットを揺らし、喜びを爆発させた。

 1枚目の交代カードで投入された柴崎は開幕節から2試合連続の途中出場。「スタートで試合に出るだけの力もないし、結果に結びつけていかないと出られないと思うので意識していきたい」。謙虚にそう話したが、指揮官の期待に応える活躍で逆転勝利に貢献し、定位置奪取へアピールに成功した。

 城福監督は「彼はスペースを見つけるのがうまい。小さなスペースでも受けて、クッションになってボールをつなげる、起点になる選手」と期待を寄せる。チームは優勝した2015年以来、3年ぶりの開幕2連勝。柴崎は「ゴールはいいっすね。結果が全ての世界なので良かった」と白い歯をこぼした。

(取材・文 佐藤亜希子)

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