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カズ途中出場、横浜FCイバら3発で今季ホーム初勝利!愛媛は開幕3連敗

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ゴールを決めたFWイバとMF野村直輝

[3.11 J2第3節 横浜FC3-0愛媛 ニッパツ]

 J2リーグは11日、第3節2日目を行い、横浜FCはホームで愛媛FCと対戦し、3-0で勝利した。横浜FCは今季ホーム初勝利を挙げ、2連勝で開幕から3戦負けなし(2勝1分)。FW三浦知良は後半38分からピッチに立ち、最年長出場記録を51歳13日に更新した。愛媛は開幕3連敗となった。

 横浜FCは初勝利を挙げた3日のJ2第2節岐阜戦(1-0)から先発の変更はなく、開幕から3試合連続で同じ11人がスタメンに名を連ねた。カズはベンチスタート、MF松井大輔はメンバー外だった。
 11年ぶりに連敗発進となった愛媛は前節山口戦(0-1)から先発2人を変更。10番のMF神谷優太と出場停止明けのMF田中裕人が先発に復帰した。
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 立ち上がりからボールを保持する横浜FCは前半3分、MF中里崇宏が蹴り込んだ右CKをニアサイドのFWイバが強烈ヘッド。5分には約30mの位置からMF野村直輝が右足ミドルで狙ったが、いずれも枠を捉えられなかった。対する愛媛は前半20分、神谷がキレのあるドリブルで長距離を運び、PA手前から右足シュートを放った。

 両サイドバックが高い位置を取る横浜FCは左サイドで野村、DF武田英二郎が連動して崩すが、愛媛は両ウイングバックが下がった5バックで固いブロックを形成する。前半30分には高い位置でパスをカットしたイバがそのままPA内に進入。そのままシュートまで持ち込んだが、カバーに入った愛媛DFがゴールライン際で跳ね返した。

 横浜FCは中盤のセカンドボールを回収し、素早い攻守の切り替えから次々にチャンスをつくると、前半33分には野村がPA手前から右足ミドル。強烈なシュートは枠を捉えたが、GK岡本昌弘が右手一本でかき出した。それでも、ホームでは6試合負けなしと相性のいい横浜FCが攻撃のギアを上げ、均衡を破った。

 前半37分、MF渡邊一仁が前線のスペースに絶妙なフィードを入れると、抜け出したMFジョン・チュングンがDF池田樹雷人に倒され、PA左手前の位置でFKを獲得する。キッカーの野村が右足を振り抜くと、強烈なシュートはクロスバーを直撃。このはね返りをPA内右のDF藤井悠太が左足ダイレクトで叩き、DFカルフィン・ヨン・ア・ピンが押し込んだ。

 勢いに乗る横浜FCは前半45分、完璧な崩しから2点目を奪う。中里が高い位置でボールを奪い、イバが右に展開すると、ジョン・チュングンが右サイド深い位置からクロス。ファーサイドの野村がヘッドで折り返し、イバが左足ハーフボレーでゴール上部に叩き込んだ。昨季得点王のイバは2戦連続ゴールとなった。

 0-2で折り返した愛媛は後半開始と同時にカードを切り、神田を下げてDF安藤淳を投入し、反撃に出る。後半5分には左サイドからPA内に進入した安藤が後方に落とすと、PA手前からDF林堂眞が右足ダイレクトで狙ったが、枠を捉えられず、カウンターやCKのチャンスも生かせなかった。

 横浜FCも前半9分に立て続けに決定機をつくる。PA内に抜け出したジョン・チュングンがGKとの1対1からシュートを放ったが、GK岡本がファインセーブ。こぼれ球を野村が拾ったが、これもGK岡本が処理した。後半16分には渡邊一を下げてFWレアンドロ・ドミンゲスを投入。レアンドロ・ドミンゲスはトップ下に入り、佐藤がアンカーの位置に下がった。

 流れを引き寄せた愛媛はボールを持つ時間が長くなり、後半19分にはFW上原慎也、後半32分にはMF野澤英之を投入。神谷や池田がフィニッシュまで持ち込んだが、なかなかゴールをこじ開けられず、後半35分には前がかりになった背後のスペースを使われ、3点目を献上してしまう。

 後半35分、レアンドロ・ドミンゲスが右サイドからイバとワンツーの形でPA内に抜け出し、マイナス方向にラストパス。野村が右足ダイレクトで押し込み、勝利を決定付けた。後半38分にはイバに代えてカズが投入され、最年長出場記録を更新。そのまま1トップに入り、後半アディショナルタイムには右サイドをドリブルで運んでチャンスをつくったが、得点にはつながらず、そのままタイムアップ。3-0で完封勝利を飾った横浜FCは今季ホーム初勝利を飾った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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