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欠場した選手がMOM?サッカーよりも人命優先したドイツ人FWに称賛相次ぐ

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レンナート・ティーがMOMに!

 白血病患者への血液提供のため試合を欠場したVVVに所属するFWレンナート・ティーに対し、対戦相手のPSVが最大限の敬意を表した。

 VVVは、ティーが白血病患者の治療に必要な血液を提供するため、17日のエールディビジ第28節PSV戦を欠場するとし、以下の声明を発表していた。

「レンナート、君なら命を救うことができる。ティーは今週の練習および週末のPSV戦には参加しません。その理由は特別です。もちろんVVVは、ティーが希望した、特別な処置への協力に賛同しています。DNAが完全に適合する可能性は非常に低く、とてもまれな状況です」

 ティーは7年前にドナー登録を済ませており、今回輸血を必要としている白血病患者とDNAが適合したことにより、献血することとなった。決断に躊躇はなかったという。

 ティーが欠場したPSV戦は敵地で行われたが、選手入場に付き添うエスコートキッズは「レンナートに続き、ドナーになろう」と書かれたシャツを着用。さらに、背番号にちなみ、11分にはスタジアムに詰めかけた3万人以上のサポーターから拍手が送られた。試合はPSVが3-0で勝利したが、マン・オブ・ザ・マッチにはティーを選出している。

 称賛は他会場にも広がっており、フィテッセ対ヘラクレスの試合が行われた会場でも「ティーに敬意を」と書かれた大きなバナーが掲げられ、ヘーレンフェーン対ユトレヒトの試合会場でも、ドイツ人ストライカーに対し1分間の拍手が送られた。
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