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互いにチャンス生かせず…ACLへ弾みつけたい鹿島、“お得意様”札幌とスコアレスドロー

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[3.31 J1第5節 鹿島0-0札幌 カシマ]

 J1リーグは31日、第5節2日目を行った。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズ北海道コンサドーレ札幌が対戦し、0-0で引き分け。互いに今季初の2連勝とはならず、鹿島は4月3日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)上海申花戦へ弾みをつけることができなかった。

 開始直後にスタジアムがどよめいた。札幌は1分、敵陣中央でMFチャナティップがMFレオ・シルバのパスをカットすると、素早くPA右へパスを出す。これを受けたFW都倉賢が右足を振り抜いたが、クロスバーを直撃。その後も、3分に左CKからヘディングシュート、17分にはフィジカルの強さをいかして左サイドを突破し、自らシュートに持ち込むなど、今季リーグ戦初先発の都倉が存在感を放った。

 札幌相手に10勝1分1敗、ホームで全勝中の鹿島は前半32分、右サイドからDF伊東幸敏が上げたクロスをニアに飛び込んだMF安部裕葵が頭で合わせるが、惜しくもゴール右に外れる。45分には、左CKからキッカーのMF永木亮太がショートコーナーを選択。リターンを受けてクロスを上げ、DF植田直通がヘディングシュートを放つ。しかし、右ポストを叩き、前半はスコアレスに終わった。

 札幌は後半17分、チャナティップがドリブルでPA手前まで運び、右サイドのスペースへパスを送る。これをMF駒井善成がマイナス気味に中央へ折り返し、勢いよくゴール前に飛び込んだMF三好康児が左足で合わせるもDF昌子源がブロック。札幌は主審に昌子のハンドを訴えたが、判定は覆らなかった。

 均衡した状況が続く中、鹿島は後半29分に安部、39分にMF土居聖真を下げ、MFレアンドロとFWペドロ・ジュニオールを投入。札幌は34分にMF深井一希、38分に三好を下げ、MF荒野拓馬とFWヘイスを入れ、互いに攻撃のリズムを変えようとした。

 後半45分、鹿島はPA右から伊東が上げたクロスをFW鈴木優磨が受けるが、胸トラップは大きくなってしまう。それでもこれに反応したペドロが左足ボレーを放ったが、駒井のブロックに阻まれ、先制点とはならない。直後に札幌はMF早坂良太、鹿島はDF西大伍を入れたが、最後までスコアは動かず。スコアレスで勝ち点1を分け合った。

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