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[関東]流経大は開幕連敗…U-21代表DFアピア「技術云々じゃない」

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DFアピアタウィア久は後半45分にCKを合わせて1部リーグ初ゴールを決めた

[4.14 関東大学L1部 流通経済大2-3明治大 味フィ西]

 流通経済大にとっては厳しいスタートになった。明治大に2-3で敗戦。開幕戦に続く2試合連続の逆転負けとなった。

 前半45分に2-2となる同点弾を決めたDFアピアタウィア久(2年=東邦高)だが、「試合終盤の集中力が切れたときのことは言われている。技術云々じゃなくて、気持ちを切らさずに守り切ることが大事になる」と反省した。

 シンデレラボーイ。昨季の最終節で1部リーグデビューを飾ったアピアは、続くインカレでも本職のCBだけでなくSBも器用にこなして、優勝に貢献。その決勝での活躍が森保一監督の目に留まり、3月にパラグアイ遠征を行ったU-21日本代表にサプライズ招集された。

 パラグアイ遠征では3試合中2試合に先発。「ヘディングとか対人とかは出来る」と手ごたえを感じた一方で、見るからに線の細いフィジカル面には課題を感じた。また「代表のみんなはパスやトラップといった基本技術がしっかりしていた」と世代のトップを感じることで大いに刺激を受けた。

 Jクラブの練習に参加した際もSBで起用されるなど、SB適性を評価する声も多いが、本人はあくまでもCBで勝負したい考えを主張する。「攻撃はあまり好きじゃない」とのこと。「また代表に呼ばれるようになりたい」とも考えているが、そのためには今季の大学リーグ戦で、CBとしてインカレ以上のインパクトを残し続ける必要がありそうだ。

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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