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海上自衛隊、呉・岩国が初優勝:自衛隊女子フットサル大会

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初優勝を飾った海上自衛隊、呉・岩国基地チーム

 第6回自衛隊女子フットサル大会は22日に陸上自衛隊朝霞駐屯地で決勝トーナメントを行い、海上自衛隊呉・岩国が初優勝を飾った(以下、陸上自衛隊=陸自、海上自衛隊=海自、航空自衛隊=空自)。決勝戦では、2年連続3度目の優勝を目指した空自入間を3-1で撃破。チームを率いた尾前晋作部長は「先に点を取られても崩れずに戦えた。打倒・入間でやって来たので、目標を達成できた。達成感でいっぱい」と喜びを語った。

 海自呉・岩国は、前回3位。準決勝で敗れた入間に雪辱を果たした。決勝戦は、空自入間の林田典子(3曹・東京女子体育短期大出身)に先制点を許したが、エースの小坂玲那(3曹・吉備国際大出身)がセットプレーからドリブルシュートを決めて同点とし、さらに小坂のミドルシュートのこぼれ球を為藤美月(3曹・大村高出身)が体ごと押し込んで逆転。後半は相手の攻撃を耐えて、再び小坂がミドルシュートを決めて勝負を決めた。

 フィールドの4人がスクエアに広がり、中央に空けたスペースに入り込む動きでフリーの選手を作る戦術が大会を通じて機能。海自勢初となる優勝を手にした。決勝戦で2得点を決めた小坂は「前回、準決勝で負けた空自入間に絶対に勝ちたいと思っていたし、みんなにその意識があった。セットプレーのパスを直接狙ってもブロックされたので、ワンタッチ入れてから打つ形にして1点目を取れたし、シュートを打ったら味方が必ずゴールへ向かうことを徹底できたので、2点目を押し込んでもらうことができた」と手ごたえを話した。

 一方、惜しくも連覇を逃した空自入間は、準決勝の前半で3得点を挙げるなど活躍していたエースの内山田摩耶(3曹・柳ヶ浦高出身)が術科学校(※教育訓練を受ける機関)に戻るために決勝戦前にチームを離れた点が痛手だった。それでも、主将の林田典子(3曹・東京女子体育短期大出身)は「内山田がいなくても十分に勝てるチームだと思っていたし、そこは関係ない。チームに大きな問題があったわけではなく、純粋に相手の方が強かった。強いて敗因を挙げるなら、シュートを打てるタイミングで打ち切れなかった」と気丈に振る舞い、「どのチームもレベルが上がって来ていて、強い相手と戦うのは難しいけど、楽しい。とにかく、このチームで戦えて楽しかった」と笑顔を見せた。

 大会は、全国の基地、駐屯地で活動する自衛隊チームの日本一決定戦。男子が行っていた全国自衛隊サッカー大会の「女子の部」として2013年にスタートした。2016年の第4回大会から現名称に変更。全国規模のフットサル大会として定着し、大会の周知とともに参加選手やチームが増加。隊員のスポーツ交流ツールとなっている。優勝した海自呉・岩国を率いた尾前部長は「転勤が多い職業なので、フットサルを通じた交流によって人脈が広がることは、今後、仕事の面で助け合っていくという点で役立つと思う」と大会の価値を強調した。過去5大会では陸自朝霞と空自入間が2度優勝(2016年の第4回大会は、熊本の震災のため中止)。新たに海自から優勝チームが現れ、混戦模様となってきた。


■第6回自衛隊女子フットサル大会 結果

<決勝>
海自呉・岩国 3-1 空自入間

<3位決定戦>
空自小牧・岐阜 5-0 陸自朝霞

<準決勝>
空自入間 3-0 空自小牧・岐阜
海自呉・岩国 5-0 陸自朝霞

<準々決勝>
空自入間 4-1 統合那覇
空自小牧・岐阜 7-0 空自熊谷
海自呉・岩国 3-1 空自松島
陸自朝霞 3-2 海自下総・木更津・館山

<予選ラウンド>
▽A組
1位:空自入間(勝点6、得失点差+5)
2位:統合那覇(勝点3、得失点差+4)
3位:空自築城(勝点0、得失点差-9)
▽B組
1位:陸自朝霞(勝点4、得失点差+3)
2位:海自厚木(勝点1、得失点差 0)
3位:空自春日(勝点1、得失点差-3)
▽C組
1位:海自呉・岩国(勝点6、得失点差+11)
2位:空自百里(勝点3、得失点差-1)
3位:陸自練馬(勝点0、得失点差-10)※不参加
▽D組
1位:空自熊谷(勝点4、得失点差+5)※PK戦により順位決定
2位:空自奈良(勝点4、得失点差+5)
3位:陸自北熊本(勝点0、得失点差-10)※不参加
▽E組
1位:空自小牧・岐阜(勝点6、得失点差+6)
2位:空自三沢(勝点3、得失点差-3)
3位:空自浜松(勝点0、得失点差-3)
▽F組
1位:空自松島(勝点4、得失点差+6)
2位:海自下総・木更津・館山(勝点4、得失点差+3)
3位:空自新田原(勝点0、得失点差-9)

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