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J2復帰の栃木が最下位からじわじわ13位に浮上…好調の要因は?

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粘り強い守備でチャンスを潰したDF田代雅也

[4.22 J2第10節 横浜FC0-0栃木 ニッパツ]

 今季、2年ぶりにJ2に復帰した栃木SCが調子を上げている。スタートダッシュに失敗し、開幕3連敗。第2〜3節は最下位に低迷したが、そこから徐々に順位を上げ、前節では降格組の新潟を撃破。横浜FCと0-0で引き分け、13位まで浮上した。

 その開幕3試合で計12失点した守備を立て直すために、第4節からは最終ラインを3枚に変更。これがハマり、連動した堅守が機能し、第4節以降は大崩れしていない。この日も最終ラインで体を張ったDF田代雅也は「システムが変わったのが一番大きい。役割がはっきりした。それぞれの特徴を生かしながらプレーできる」と指摘した。

 FWネイツ・ペチュニクも「守備が粘り強くなっているのが一つの要因」と口を揃えた。堅守をベースにカウンター、セットプレーのチャンスを生かし、勝ち点を積み上げている。昨年7月に大宮から加入し、J2昇格に貢献したペチュニクは「間違いなく良くなっている。J2という舞台に慣れてきた」と手応え。攻めてもペチュニクの鋭いクロスから新加入FW大黒将志がフィニッシュに持ち込む形をつくり、2トップの連携は徐々に向上している。

 一方で今季、岐阜から加入したMFヘニキに好調の要因を聞くと、「団結力」と言い切り、「監督の要求をみんなが理解し、謙虚に自己主張している。その団結力の中で、控え選手の声かけでパワーアップしている」とチーム全体の“一体感”を挙げた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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