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[Rookie League]西武台は0-3から大逆転。「コートを支配するような選手」目指すMF高嶋が気持ちとプレーでチーム牽引

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小柄だが、闘争心あふれるプレーで逆転勝利に貢献した西武台高MF高嶋亮佑

[4.30 Rookie League B Group第2節 前橋商高 3-4 西武台高 時之栖裾野E]

 30日、「2018 Rookie League」B Group第2節で西武台高(埼玉)が前橋商高(群馬)に4-3で逆転勝ちした。

 0-3からの大逆転だ。前半、最終ラインからのビルドアップのテンポが悪くなってしまっていた西武台は、30分から34分までのわずか5分間で3点を失ってしまう。さすがに選手たちも落胆しそうな展開だったが、35分に左MF深井元気が一人でサイドを切り裂いて追撃ゴールを叩き出す。

 西武台のキャプテンマークを巻いたMF高嶋亮佑はこの時間帯のチームメートたちについて、「みんな目が死んでなかったので、そこで何とか立ち直らせられた」と振り返る。闘争心を全面に出してボランチの位置から攻め上がる高嶋を中心に勢いを持って攻め返す西武台は、左の深井と右のMF舩戸隼輔の両翼の突破力などを活かして反撃。37分にも交代出場のDF春宮大翔のアシストからゴール量産中のFW稲木蒼史が決めて1点差で前半を折り返す。

 すると、後半開始直後に高嶋、さらに20分には舩戸のアシストから交代出場のMF竹内優眞が決めて試合をひっくり返した。そして、4-3で勝利。12-0で大勝した暁星高(東京)戦の白星に続き、開幕2連勝とした。

 西武台の関根雄太コーチは、チームの中心として逆転勝ちへ導いた高嶋のゲームメーク力とドリブル、局面の強さなどに期待する。ドリブルや縦パスでチームにスイッチを入れることのできるMFは身体の強さと気持ちの強さも印象的だ。

「先生にも言われているんですけれども『コートを支配するような選手に』」と目標を口にする高嶋は守備面、運動量など課題を改善し、特長を伸ばして「コートを支配するような選手」へ。1年生チームのRookie League A Group昇格に貢献し、すでに経験しているAチームで存在感を増す。

(取材・文 吉田太郎)
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