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王者筑波大が開幕4戦目で初勝利!三笘2Gに1年生の充実目立つ

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MF三笘薫の2ゴールで筑波大が今季初勝利!

[5.3 関東大学L1部第4節 筑波大2-0法政大 柏の葉]

 開幕連敗、3戦未勝利と厳しい発進となっていた昨季王者の筑波大が、ようやく今季初勝利を挙げた。

 苦しみ抜いた末の勝ち点3。風下の前半は特に苦しんだ。筑波大の前半のシュート数はゼロ。ただ前半を無失点で耐えたことが、風上に立った後半に繋がる。そして後半20分、MF三笘薫(3年=川崎U-18)の風に乗ったロングシュートがGKの頭上を越えてゴールネットを揺らす。さらに同36分にはMF山原怜音(1年=JFAアカデミー福島)のパスで裏を取った三笘がドリブルからダメ押し点を奪い、勝負を決めた。

 小井土正亮監督が「前半は風下だったので、我慢するところは我慢しようと。後半勝負だと思っていた。三笘にスペースを与えるとあれくらいは仕事が出来る。いろいろハマったなと思います」と安堵の表情を浮かべる勝利。主将DF小笠原佳祐(4年=東福岡高)は「上田(綺世)も調子よさそうだったので、ここで守れればと思った。過信にならないようにしないといけないが、自信を持ちたい」と無失点勝利に手ごたえを語った。

 1年生の奮闘が目立つのも今季の筑波大の特徴だ。この日もGK櫻庭立樹(1年=札幌U-18)、DF角田涼太朗(1年=前橋育英高)、山原怜音、FW小林幹(1年=FC東京U-18)の4人が先発。櫻庭は先制点、山原は2点目とそれぞれ起点となった。

 小井土監督は1年生の活躍について、「落ち着いてやってくれているので心強い」と目を細める。第2節でも先発で起用されていた山原も「こんなに早く試合に出れるとは思っていませんでした。個人としてはまだまだですが、それよりもまずはチームの初勝利が出来たことが一番良かったです」と充実感たっぷりの様子で話していた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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